ブックマークした作品
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A
君が欲しい花の言葉は何?
好きなのを 選んでよ
色とりどり花を束ねるから
そのまんま 選んでよ
B
図鑑の中 名前 呼び出したら
属性から 唱えるから
S
水をあげるから 愛をあげるから...花わずらい
かぜよみるいと
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くるり、くるり
想い出はまゝ 彩(いろ)を為して満ちる
はらり、はらり
舞う桜花 胸にさやけきそのひと花
もうどれくらい
季節(とき)を歩いて
白い朝を迎えたのでしょう
どんなに深く
しまい込んでも
目覚めるたび鈍くよみがえるの...彩、ひと花
音采
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綺麗な夢を食んで
できるなら眠りたいのだけど
いつから私たちは
現実を糧にしてしまうのだろう
誰かの陰で また 名もない人生を
幕が上がるのを俯いて待っている
ガラスの靴 履いて踊る
光溢れる舞台の上
彼女が描いた軌跡には
どれだけの涙 滲むのだろう...Soire
音采
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優しく風が吹く 生命(いのち)の色を光らせている
淡い緑の草原(くさはら)の上を滑り 花を揺らす
白い指が触れることを許したその微笑みは美しい
出来るだけ痛みの無いように少女(おとめ)はそっと、潔く……
芳しさを胸に抱いて愛しさで花を摘む
心の中で泣いていても唇で唄を口ずさむ
誰もいない場所に私と自...花を摘む少女は唄を口ずさむ
朝飛 縁
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空を流れる雲達は
己の行方を 知っているのかな
青く広がる空眺め
知らずこぼれた ため息が一つ
制約という鎖に縛られた私は
あの自由な雲にあこがれていた
強く力を込め大地を蹴れば
あの遠い世界へ行けるだろうか
この胸に 抱いたあこがれ
息苦しい この大地から離れ...白い風に乗って
晴明桔梗
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■No.259
Blue border
S
高い空から 零(こぼ)れてく僕の青
透明な世界を染めてく
A
誰もいない線(せん)の街 超えて歩いてく荒野
スタート地点の地図は ポケットに無くても
頬を撫でてゆく風が 懐かしい声を運ぶ
古い銀のコンパスが 旅先を照らす...【曲募集中】Blue border
Bneko
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風が窓から そっと流れてくる
もうすぐ夏の終わり 柔らかな日差し
高い空の向こう 新しい絵の具で
塗りつぶしたようにどこまでも青い
風に吹かれて 雲のように
自由に流れてゆきたい どこまでも
あてのない旅 出かけてみよう
風に吹かれて 心の向くまま
水彩画のような 木漏れ陽たち
もうすぐ夏の終わり ...例えばそんな気分
あきひび
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A1
激しい雨のあと
雲の隙間から
ヒカリが溢れるたび
街を照らし始めたね
空に描かれた
蒼いキャンパス
真夏を駆け抜ける
ひこうき雲が好き
B1...「夏の笑顔に咲く花」
キンキンさん
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流れ着いた瓶を拾い上げた僕は
波の音に混ざった声を聴いた
ガラスに溶け出した深く澄んだ青と
潮の香りを秘めた滲んだ文字
水面に波紋が広がるように
切なさが淡く胸をつかんだ
照りつける日差しが景色を包んで
海風が手紙を空高く舞上げていく
夏空に 映し出された影法師
吹き付ける風を抱きしめ...夏色の手紙
寂時雨 怜音
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青色には ちょっとせつない
街はいつもよりずっと さりげなく
わたしの後 跳ねる水音が
今日はやけに 耳に届く気がする
予報では くもりだったはずで
メランコリーにも 慣れたつもり
あてのない休日の はじめての雨が
さよなら きみ思い出して
やりきれなくて どうしようもなく落ち込む
だから きみを...citron
音采
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ぱたぱた 雨音 ほつれた背中に
滲んだ涙が ぽたぽた 溶け合う
螺旋 カサの残像(あと)をなぞり 音符を奏でる
ぼくはひとり残され 佇む
もう何も 零れないで
もう誰も 嘆かないで
祈り 声はすぐかき消され またキズ繰り返す
手を伸ばし 求めた先で 辿り着くガーデン
きみに逢いたくて 逢いたくて 瞼...tender rain, garden
音采