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教室は、そっち OASISは、こっち
学び舎は、迷路の様 カナリアは、無いよ、模様
その看板を、横目に見て
迷い込む、明日の祭典
僕の体を造った、あの博士の友人か
友人、って なんだろうな
僕を、STAGEに上げて 拍手を聞かせて
いったい、どうするつもりなんだろう?
僕、って
なんなのかな?...KEEP OUT
河本 勇
夢か 幻か
太陽の影、飛び去ったのは WHITE SPARROW
首か 死者の血か
代償を賭け、追いかけたのさ WHITE SPARROW
それは、船の墓場
朽ちた甲板と、溺れた夢が眠る
人喰いザメも、酷く勇み
次の死体を、期待したい
沈んだ船の 砕けた船長室
忘れられた宝箱...For Freedom and Truth
河本 勇
夢だった 不思議なコトも、あるモノだ
二人で、同じ、夢を見るなんて
ピアノの前、座って
楽譜を、書いてる
あれ? この前、失くして
彼が、困っていた あの、ペン
どうして、あの娘(こ)が?
「詞は、彼の小説」
小人が、踊り出すような
小人が、唄い出すような...錯綜、作詞作曲
河本 勇
That's a wrap!
帽子を、高く、投げた
でも、このTHEATERに
あの子は、いない
映写機の音が、カタカタと
見てくれないなら
居てくれる場所を、作ろう
住みたがってた城を、築いて
あの子の好きな色、音、ストーリーを
「ねぇ、あなた....」...That's a wrap!
河本 勇
ただの 羽根と羽根が 擦り合わされた音
鈴虫 包む死 拒む身 戦(おのの)き
夜になると 眠る
ヒトにとっては、当たり前のコト
一つ、寝ると 休む
使徒に問うてた、「同じだよ」と、その
真実を、見せつけるように
ENERGYは、経口摂取
ミートローフが、好みなのも ピーマンが、苦手なのも
SYMPA...聖域
河本 勇
船長! 朝です! 朝ですよ!!
オイラは、カミソリ、準備して
いつかは、サーベル、持ちたいけれど
船長の髭剃り 満潮のシキタリ
終わったって、次が、あんのさ
回ったって、二つ、目ん玉
甲板の掃除
ミスター・モップと、ミセス・バケツと
船長! 船長! 朝ですよ!!
それでも...RAZOR ~海賊の流儀~
河本 勇
あれ? 音するな
アレは、DWARFSのBen(ベン)
そして、彼は、待つの Jane(ジェーン)
なぜ、名が分かるか
すぐ、途絶え 不信感
神官 and 震撼 安心か?
どこだろう?
それは、ボクのだ ボクのモノさ
持っておかないで、くれ!
そっと、置いてってくれ!...Ben & Jane
河本 勇
どうして あんな表情(かお)ばかり、するのだろう
こうして 安堵する場所は、狭い画廊
君が喜んだ絵を、飾った書斎で
今は、溜め息ばかり
映画を、撮ってるんだ
なぁ
映画を、撮ってるんだよ
君が、好きそうなシーンばかりだ
美しいシーンばかりなんだ
記し始めた、日記...ストーリーボード
河本 勇
燃える 焦る
しかし
遅い 黒い
焦げていく
遂げていく、死を
息が、出来ない 喉が、焼ける
もう、逃げられは、しない
眠れ、我が子よ
憾(うら)みなら、晴らしたさ
腫らす眼には、涙...サヨナラの讃歌
河本 勇
それは、人を創る実験
それは、神の域を越権
生物学 遺伝子工学 侃々諤々
異論を唱える 脚も、ガクガク
人工義体か 一層、期待か
NETの海を、渡っていた いや、海そのものなのか
情報集合体 彼女の名は、“Eve”
連れてきたのは、人工知能 人類未踏
義体が、動く 奇怪だ、凄く
まだ、なにも 入れて...NAME
河本 勇
カタい表紙に、彫られた
飛んでゆく、白スズメ
誓い、調子に乗らない
生きてゆく、この船で
「それは、聞き捨てならねぇな!」
そう言って、船底へ降りてきた
それは、船長の娘
高らかに、大声を張り上げて
笑うのが、海賊
その羽毛は、頭から、羽根の先まで...どうやら、今宵は、ラムが足りない!
河本 勇
ノイズが、かかってる ナゼだろう
ナイスな、アイデアも 「ガセだろう?」
ホントに、ゼンブ、消えた
だけども、てんで、見えぬ
「オモシロい!」
予想外の、リアクション
鉛筆に、物語が、乗ったらしい
きっと、砂消しは
レンガを、繋ぎ止める、セメントの代わりに
きっと、シャー芯は...ワード・オブ・ドワーフ
河本 勇
「お父様が、貴女に遺したモノがあります」
渡されたのは、埃の被った小包
「お父様は、貴女を待ってた」
物語まで
あの人は、創り出す
あの城は、きっと
「私が、子どもの頃
住みたいと言ってた、プリンセスの城」
「おかえり」
どこか、なにか、窺うような...ダイアリー、だったり、ストーリー
河本 勇
「お前だけは
死んでも、守る」
アルコールの臭い 火に、注がれ
人間の宴 噴煙と唄で
奴等のネグラ その、布を裂き
我が血を分けた、子等の亡骸
キサマ等、そんなに
火が、好きなのなら
燃やしてやろう
くべるモノなら、今、切り裂いたさ...空を、焦がす
河本 勇
視(み)えるようになって
知った 目蓋に焼き付く、の意味
見えるような気で
真似た 「ダンスは、ヤミツキ!」の君
僕らが、僕が こうしていれば
STEPを踏んで 明後日を生きれば
君は、笑う気がするんだ あの
初めて見た、笑顔で
二人は、今日も、踊る
その 鉄柵の内で 鉄則の中で...STEP
河本 勇
君は、信じる? GHOST STORIES
ドクロを、掲げる ならず者たちの船さ
ドクロが、生きてる ウワサかな?タチの悪い
いやいや 一目、見れば 君も、信じるさ
あの人らは、港にゃ、上がれない
だから、僕が、お使いなのさ
食料に、弾薬に、そして
水は、要らない ラムを、寄越せ!
スズメが、海を、...Yo Ho、読む本、呼んでる方角
河本 勇
あのペンじゃないと 指が、踊らないんだ
夢で、踊れないんだ
「ねぇ、これ、見てみてよ」
また、ヘンな動画かと
大きめの液晶を チラり
まだ、ペンが見つからない
プリ挟む、スマホへと チラり
小人が、ボールペンを、盗んでいく
「なんかの映画? イタズラ?」
疑うのが、イマドキのリテラシー...夢で、踊れ
河本 勇
あの人の国 あの、王様の王国
ご立派な、父の像
手を繋ぐのは あの、Bunny
「あなた....
娘さんの....!」
タキシードの、凛々しい、従業員
私を、指して
私を、知って....?
「お父様なら、きっと
共に、笑いたいはず!」...Unvanished dumb bunny
河本 勇
銃声が、身を貫く 銃声が、身を貫く
銃声が、身を貫く 銃声が、身を貫く
眼の前に 鼻
子の列の前に 鉄の臭い
嫌な予感は 既に、悪寒
どうして どうして どうして
失う、絶望
笑えない、哀しみ
行きどころのない、怒り
「父さん....」...一匹狼
河本 勇
何が為に、奪ったと思ってる?
何が為に、盲(めし)いたと思ってる?
わざわざ、失(な)くした、二つの光に
わざわざ、与える? 二つの義眼を
これは、罰だ
誇りを、穿つのだ
そして、キミは、殴られて
そして、気味を悪がられ
死んだら、お空へ行く とか
死んだら、星になる とか...ここは、星に、手が届く
河本 勇
狭間と狭間の狭間の、混沌
上も、下も、判らないのに
なにも、かもも、解らないのに
沈んでいく それだけは、なんとなく
泡(あぶく)の様に それだけは、なんとなく
あの、水の惑星で
容(かたち)を、取り戻す
水晶が、煌めき
水上が、輝き
勇者と、姫は.... いや、そうじゃない...創世記
河本 勇
小説を、書く
僕の、ちっぽけな世界じゃ、物足りなくて
僕の、壮大な世界を、物語りたくて
小説を、書く
小説を、書く
どうしてかな
テスト勉強は、すぐ、寝落ち
なのに
これだけは、睡魔だって、どこ吹く風
「またか、アイツ....」...バスチアンと幼心の君
河本 勇
人々が、笑顔で
「まぁね」、コマーシャル
創造 って、夢を ホントに、したって
たった一人
男と、キャラ 聳えた像は
パートナーズ
テレビの言っている文句は、キャッチコピー
彼の言葉、残してた、歩みし指標
そう
〈人々が、笑顔になるようなコト...勝手な国
河本 勇
踏めば、出血
掘れば、墓穴
用意は、周到 容易に、Shoot!
「ボクは、ヘーキさ!」 ゲンキな、末っ子
落ち葉に隠れた、鉄の牙に、気付かず....
「ワナだ!!」
咄嗟 今さ でも、もう、遅いさ
「ダメだ!!」
僕が、守ると、決めたのに
兄が、弟、守るのに...RED & BLUE
河本 勇
「聞いた!」
「私は、貴方
“フレンズ”って、呼んでイイの?」
あぁ 眼を 眼を 眼を つけてくれるのかい?
懐かしい景色が、見られるのかい?
手を、引かれる
ここが、どこだか
もう、ボクには、分からないケド
「切れた左手、身体(からだ)は
“マウス”、って、呼ぶらしいの」...Theory of relativity
河本 勇
ゴメンよ、正直なコトを言うと
君が、どんな姿だって どうだってイイんだ
何千万通りもある、未来
たった一つだけだったとしても
万能なる総統 覇気滾る、マギ
しかし、その始まりは 真髄は、風
風を、纏う 操る 刃に、変える
その剣は、言った
魔王を、斬る 勇者は、生きる と
力を持ったが故の、勇者の末...THE SWORD ~己が宿すモノ~
河本 勇
駆けつけた、かのKNIGHT
おいおい、おいおい 泣く、僕(しもべ)
うんうん、うんうん 聞くことで
おっと、そんな時間は 今は、ない
町の、みんなを、救わなくては
水溜まりの残る、町角
わだかまりは、今は、待ちなよ
「アンタが、いなけりゃ
俺は、ホントの、魔王だった....」
「だったら、僕とさ...ブラック・コルドロン
河本 勇
何年も 食う、寝るを、共にね
あの子達も、旅立った 余生の昼間
そうなのよ 私は、お母さん
今では、「ババ」って、呼ばれるものよ
アナタと、住んでた家なのに
がらがらだ、って 二人暮らし
いつも、子どもたち、困っちゃうくらいね
けたたましい朝
なんだか、懐かしい
カプチーノ、淹れるね ティータイム...家
河本 勇
「僕が、イチバン、お兄サンなんだから
僕が、みんなを、守らないと!」
ノソノソと、ブーツの音
ガサガサと、鉄の音
ガヤガヤと、ヤツら、来る
「若造め
片眼を、瞑るな
両目で、よく視(み)ろ」
細長い砲(つつ)が、獣を狙う
「僕が、イチバン、お兄サンなんだから...人間と七匹の子狼
河本 勇
「朝陽が、見たい」
彼は、そう言ってたんだ
僕の星じゃ イヤ、ってくらい
毎日、見るモノだと聞く
ここじゃ 遠い、遠い 夢のまた、夢
かなり、視えるようには、なってきた
感謝なんか、したくはないケド
患者、涙 見たくもないケド
あぁ ついに、できたんだ
この、偽りの眼が、二つ...My Stories Vol. 2
河本 勇