megumuの投稿作品一覧
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金色の鎧まとい 奔れ
ただ凩が隙をぬい 肌を裂いても
君知るや 融点の花
その手にするまで奔れ 奔れ
世界は鬩ぐ千の宵
瞼に廻る万の闇
数えあかぼし飽くる日の
あわいさざめく小夜時雨
互い違いの合言葉
二段飛ばしの空簾越し...闘えし者
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シーツがほんのりあったかいから
思い出してる キミのぬくもり
「モシモシ?」の声 聴きたいくせに
気づいてよ って がまんしてみる
背中ごし ぎゅっと抱き寄せて
目を見て くしゃっと微笑んで
すき。スキ。。。 想いは夜越えるのに
ぜんぜん素直になれなくて
この髪 キミがなでるからよ
ほらまたあたし ...キミィロ*ラブリィ*メランコリィ
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ぶちまけた青
のしかかる白
つきまとう赤
すべてがすべて 夏の色
きりきりきりと風切り音が
耳を貫き 胸を刺す
祭の残骸
花火の燃滓
喉を灼く柘榴
ころがりおちた 蝉は殻...不可視光線
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呼び出しのring-dong
繰り返すコール
カタコトのmessage
おきざりにされて
約束のnumber
行き先なくせば
右手のtelephone
笑って落ちた
片道のhighway
窓から覗けば...Twilight Calling 252
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ぽたり 落ちて広がる 1秒間
ぽつり 思い出してる 君のしぐさ
ぽろり 午后の陽射しに ころがって
遠い 遠い 場所へ
ぽたり 落ちて戻らない 2秒後
ぽつり インクこぼしたの ラブレター
ぽろり 君に届けばいいのに って
遠い 遠い 海へ
--------キ---------リ-----(かな)-...ジレンマ
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鼓動100回分 想い加速して
君のもとへと駆けてゆくよ
君と僕の境界線 高いフェンス越し
放課後の先で探す 頬を灼く季節
まっさらなルーズリーフ 紙飛行機にして
まっすぐ力いっぱい飛ばす
君に届けと
ああ 空をのぞきこめば
風が 雲が 君になって
ああ 汗をかくソーダが...My heart beat fast
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今日も走り去る夕陽の陰で
地を這う汽笛を夜風がさらう
枕木にそっと寄り添うように
悠久をうたう鐘の音が鳴る
日々に老いて眠る鉄塔は
求むいらえをくれはしない
風に行く末を尋ねても
共に歩んでくれはしない
歯車が空廻るたびに
きしんだ鉄の奥...夜鷹を追って
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それは花曇りの、と或る午后
心がころりと鳴りました。
窓を横切る垣根の向こう
桜掻き分く春疾風
心に鈴が在る事を
此の日、初めて知つたのです。
貴方想ひ 踊りませう
春に喜ぶてふのやうに
ひらり ゆらり 裾は揺れて
そう これが戀なのですね...【民族調歌詞】こころの文【四季】
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<L>
ダテメガネ 真ッ黒学ラン
前髪はナナ対サン
後ろ指さされちゃってます
猫背 当然 標準装備(デフォ)です
<R>
馬鹿騒ぎの世を背に
目指すのは私たちだけの勢力圏(テリトリー)
心待ちの深夜二時 ニヤリ
ウインク キメて 「Are you ready?」...ミッドナイト★ギャングスター
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灰色の正午 街角の店先
並ぶ花が時間(とき)を止める
心奪うのは 赤じゃない黄じゃない
白く凛と佇む花
雲が霧雨に移ろう間際
ふわりと漂ったあどけなさに
呼んで その手へ 早咲きのフリージア
聴いて 君への恋が ほら深呼吸
しんと冷たい頬温めるから
ずっと そうずっと離れていかないで...Freesia【応募用】
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響くノックは2回
ほんの 永久の 夜のはじまり
背中越しにそっと朝を切り取って
幸せに愛想尽かされた
置き去りのハコにふたりきり
日常を床に脱ぎ捨てて
罪悪感にキスをしたら
甘いトゲ 歯を立てるほどに
跳ね上がる不揃いな鼓動
ヨロコビに伸びる爪先が...( XXXXX )from. HOTEL PARAISO
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旧式髪型(ロング・バング)の陰
ホンネ ミダラ ウラハラハラリ
無味無臭(プレーン・フレイバー)の素顔
ホント ウンザリ
あじけない現実(オンタイム)なんて
普段履(ローヒール)ごと放り投げて
デコルテを飾るの美辞麗句(プワゾン)
お目当ては深夜の勢力圏(テリトリー)
乱れ知らずの勝負髪(ポンパドゥ...CODE NAME # Lady Plain
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【A】
ベッドに逃げ込み やり過ごす午前四時
吐息も殺して 来ない朝待ってる
【B】
閉じ込めた現実は
昇る陽がまぶしいほど
どこまでもついてきて
目覚めれば きみの影がいない
いない
いない...きみがいた
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【A】
冬色並木道を駆けてく楓の葉見て
きみは「きれいだ」と笑った
【A'】
唇こぼれそうな想いを
木枯らしがさらうから
うつむくしかなくて
【B】
沈黙ふるわせる風
きゅっと肩すくめれば...冬物語
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【1A】
星がそっと
まぶた閉じる頃
僕もそっと
ベッドにもぐった
【1A'】
煙突なくて
困らないかな
穴あき靴下
箱が落ちたりしないかな...Happiness Eve
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【A】
風が泳いで
うろこ雲が流されて
横たわる空は遠く透き通ってました
【B】
考えていたんです
ひとりきりの意味
それは隣に君がいないことでした
【S】
追ってくる昨日...ひとり日和。
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【S】
何か変わりそうで消えそうで
目を逸らしてた夏の終わり
この花火 ずっと枯れないように
【A】
いつか君が好きだと言った茜色の浴衣
暗い道で沈まぬようにそっと袖を通す
【B】
さんざめく人混みの陰でふと掠る指先が
蓋をした思い出の輪郭をなぞっていく...夏の残響(仮)
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【A】
歪んだ地下
目が眩むようなサイケデリックライト
微笑みと「いくら?」で始まるラブストーリィ
【B】
ねえ教えて 今日の気分を
出番待ちのコイン放り込んで
探り当てたこの胸のボタン
そっと押せば ほら始まるの
【S】...Easy Crazy JUKE BOX
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【0:25~】
Noisy Silent GAME
テーブルの上 ちりばめられた誘惑
どう出る どう切る たった5枚の手札(ホンネ)
探る瞳 開く胸元
切り札を忍ばせて
【1:05~】
四角い舞台 挟んで向き合えば
交わされる視線のTalk
微笑みは始まりのサイン...POKER fAce
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【A】
「そこにあるのに見えない
掴めそうで届かない
曖昧な存在、それが星なの」と君が呟く
【A’】
降ってきそうな夜空
温かい君の頬
「ここにあるよ」
手を伸ばすと君は笑ってた
【B】...二等星の願い
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【A】
歩けない もう この足では
目指す先は遥か遠過ぎて
「休んでいいよ」と言って 誰か
その一言しか僕を救えない
【B】
夢の指に絡んだ蔦は
暗闇の名で日々を裂いた
こんな僕を誰が褒めてくれるのだろう
【S】...明日を追う人【応募用】
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【1A】
私、雨女。
君、晴男。
ふたり手つないだら、いつも曇ってたね。
【1A’】
私、晴れが好き。
君、雨が好き。
ふたりが行く先は、いつも雨だったね。
気持ち届いてる気がして、うれしかったの。
【1B】...雨鷽、恋模様。
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【1A】
「雲が近いね。」
隣で君が言う
低気圧 煙(けむ)の奥
目の前よぎる雨燕(あまつばめ)
【1B】
頬なでる ぬるい風
つないだ指は 冷たくなって
どうしてだろう あのときなぜか
君に返事をしなかったんだ...燕が低く飛んだ日
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【A】
追いかけても広がってゆく
呼吸つなぐ大気の輪郭
指先が<キミの手> 触れたとき<なぜかしら>
飛んだ光 きれい<惹かれた>
【B】
キミの<私> 引力
想い届け<見つめているから>
願い空<キミのこと>
きらり<きら> きら<きら>...Light Travel Distance
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【A】
アナタの脳(なづき) 突き当たったら右に
三つ目の角 曲がれば見えてくるよ
【B】
仄暗いランプ 薄汚れた看板
ノブ歪んだ扉 調子はずれな呼び鈴
【S】
押して 入っておいで
スツールはそう アナタの分が ぽつんとあるだけ
おいで 恐がらないで...脳内遊戯場《六番街》
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【A】
ひとり小石蹴った
からっぽ鞄 背負って
口笛 けんけんぱ 空にこだます
【B】
自転車 僕 追い越し 暗がりに溶けてった
回る車輪 カラカラ 響く胸の奥
【S】
風が呼んでいる 優しいあの町で
誰が待っているのか...風のララバイ
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【A】
美人な林檎
可愛い白桃
一番合うのは誰なのかしら
おカタい胡桃?
小悪魔洋梨?
どれも違うわ 答えは私
私以外にいないじゃない
【B】
まだ動かさないで 焦っちゃ駄目...ミゼラブル・キャラメリゼ
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【S】
キミへの想いキラキラ 波にこぼれてゆらゆら
寄せては返すこの心 夏が始まってゆく
【A】
キミは窓から海 見ている 日曜日の午後
隣で私 素足ブラブラ キミの横顔見ている
(つまんないなー)
【A’】
「海が好きなの?」覗き込んでも 目は合わないまんま
ポツリ「そうでもない」って言うから な...ソーダ☆イロ サマースイート
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【A】
あの誰そ彼時(たそがれどき)
固く結んでた
小指はもう 今 ほどけて
【B】
孤独な畦道
振り向けば 夕映えは 嗚呼
指の間(あわい) すり抜けて
【S】
追うほどに遠ざかる 真白なる夏帽子...忘れじの君へ
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【A】
おはよう そこ往く真っ白な鳥よ
教えて 「空を切る気分はいかが?」
【A’】
屋上から声をかけてみたけど
届くはずないね きっと
【B】
ただただ強くて自由な
気流に乗りたくて
何度も羽ばたくふりをしてみたけど...ブルー・ブルー・ブルー・ランウェイ
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彼女の声には命がない。
それは彼女が心を持たないからだ。
彼女は佇んでいる。
自分に命をくれる存在を待つように。
訪れるのは、なにものでもいい。
空でも、海でも、風でも、大地でも、
人間でもいい。
彼女以外はみな、生きているからだ。
生を持つものでなければ、彼女に息吹を与えることはできない。
長い、...はつねみく。
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【A】
汗を誘う九夏(ここのか)
追いつけない逃げ水
行方くらますプウルは
塩素の臭いをまき散らす
【B】
晴天はどこまでも残酷で
青と白が涙を枯らし
いっそ夕立がこぼれ出せば
少しはせいせいしたかもしれない...かへらずの夏