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「いーち、にーい、…」
「で、次はどう動けと?」
「うん、後で、メモね、するから、待って、」
こんこんこん。
「さーん、しーい、」
「ほら、もっと低くできないのか?」
「ここ、までが、限界、いいい〜!」
こんこんこん。
「ごーお、ろーく、」
こんこんこん。...Rosemary【かなりあ荘】
ゆるりー
9月9日。
夏休みもとうの昔に終わり、全生徒(全国民?)が憂鬱な平日。
スイカも夏野菜も枝豆も美味しい季節が終わり、私はしょぼんとしながら時期が終わる枝豆をもぐもぐ食べる。ああでも枝豆本当美味しいもう幸せ。
学生は夏休みの課題(残り)をヒイヒイ言いながらやったり徹夜したり最早開き直って一切やらずに先...【かなりあ荘】秋風
ゆるりー
「あー、暑いー…」
夏。
先日日本列島を直撃した台風は、この地域に何日も大雨を降らせた。
その時に作ったてるてる坊主が、今はもうすっかり晴れた窓際に風鈴のように揺れる。
「…すいか食べよう」
部屋の冷蔵庫から1/4カットのすいかを取り出し、キッチンまで行って切って(一つはゆかりん用に小さく)、お皿に...【かなりあ荘】小さな迷子【ちびゆかりん】
ゆるりー
《with あゆみんさん》
「ハロー!ゆるりーさん!」
すぅさんとちずさんがこたつから出て行き、読書をしていた私。
ちょうどちずさんから借りていた本が読み終わったので返しに行き、そこでごたごたに巻き込まれ。
なんやかんやあって、リビングへ戻ってこたつむりをしていた私に、あゆみんさんが声をかけた。
「...White happiness --後編-- 【かなりあ荘】
ゆるりー
「…えぇ。はい。じゃあ、お願いしますね」
部屋を出てケータイを手に取る。
それから、メールの新規作成画面を立ち上げ、二人へ一斉送信する。
一斉送信機能って便利だよね。
だがしかし、私はほとんどこの機能を使ったことがないぜ!
そして、約一時間後。
「…あの、ゆるりーさん。お客さんなんですが…」
私の部...ヴォカロ町へ遊びに行こう 1【コラボ・ゆ】
ゆるりー
今日は日曜日。
某国民的アニメを見て、「あぁ、明日学校(仕事)行きたくないなー」と思う日のことである。
絶賛春休み中の私には関係のないことだが、勉強だけは毎日しなければならない。
学生って忙しいよね。
世間ではこの人の誕生日だ感謝の日だ、とやたら忙しい。
いや、毎日誰かの誕生日ではあるが。
とくに今...White happiness --前編-- 【かなりあ荘】
ゆるりー
「えーと、この欄はこうして…あ、こうか」
ちゃぶ台の上に書類を広げ、時間をかけながら一つ一つ記入していく。
面倒だけどやらなきゃいけないんだよね。
一応、大事なことだし。
…よし、終わった。
あー面倒だった。肩がこった気がする。
「んと、お菓子と本と…」
鞄に書類を詰め込み、代わりにお菓子と本を取り...Winter scenery【かなりあ荘】
ゆるりー
「ああああああ!!!」
机に思い切りノートを叩きつけ、ばたんと立ち上がる。
本当はそれだけでも騒音なのだが…あ、しかも私叫んだね。
でもまだ、こんなんじゃ収まらない。
本当は、机に向かっていないで、一日中わめいてすっきりしたい。
だが間違っても今年は受験、ちゃんと勉強しなければいけない。
というか、...清らかな花【かなりあ荘】
ゆるりー
「はー…」
九月に入って数日経ったある日。
少し頑丈になったドアにもたれかかり、私は呟いた。
「…暇だ」
さっきまで勉強をしていたはいいが、だんだん手が痛くなってくる。
あと、単純に飽きただけである。
だって背中も痛くなったんだもん(理由になってない)。
というわけで、やることがなくなったのである。...夕暮れ時【かなりあ荘】
ゆるりー
ある土曜日の午後。
その日のかなりあ荘は静かだった。
ほとんどの人が用事により外出していたからだ。
だが、誰もいなかったわけではない。
このアパートの管理人、しるるさんは一人でお茶を飲んでいた。
そして、もう一人。
しるるさんの知らない内に外出し、知らない内に帰ってきた者がいる。
そう。ゆるりーであ...ある休日のかなりあ荘【かなりあ荘】
ゆるりー