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　十音（とおん）は俺の知らない世界を知っていた。
　日向ぼっこのできる河原、星の見える丘、そのまま飲める小川。そこは勉強とゲームばかりの日々を送る俺にとっては未知の世界だった。
　彼女と出会って一カ月、毎日違う場所へ探検へ繰り出した。相変わらず小心者の俺は授業をサボることはできなかったけれど、捻出し...

　　【注意】
　この作品はオリジナル作品です。
　ボカロネタは最終盤に出てくる程度ですので、ボカロ系キャラ同士のやりとりを期待される方は閲覧をご遠慮ください。
　また、この作品には多少の露骨な表現が含まれます。
　そういったものに嫌悪感を催す方、現実と虚構の区別が付かない方の閲覧はご遠慮ください。
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世界の最後とあなた
作詞・作曲：コロちん
深く濁る空、落ちてく世界で
誰もが光を求め、私はあなたを探した
終焉の旋律が終わる前に、あなたに…
崩れ行く空の下あなたを見つけた…
最後にあなたに伝えたかっかた
その笑顔この空にまばゆく光る
だけど私には届かない
ただ空は、落ちてゆく、黒を増してく...

連投サーセンwww...ほんとすんません。
歌詞がへんなのはちょっと遊んだからだと思います。
どこで遊んでるかすぐに分かると思います
君　僕に向かって
こう　言っていたよね
にこにこ笑顔で
「死ねよ　うぜぇんだよ　このクソ野郎が」
僕　は透明人間だったよ
誰　も存在に気付かない
僕　本当にバカだよね...

学校で黙々と書いてた詞。シリアスです(当社比
僕は君のことが好きでした
僕は君のことがとてもとても好きでした
僕は君をただただ見てるだけで
僕は君に話しかけることできなくて
だけど本当に大好きなんだ
どうすればいいか分からないよ
君はこっちを向いてはくれない
当然なことだけど
僕は君のことよく知って...

純粋な恋の詞...だったけどどこで間違ったのかストーカーの詞になりました
私はあなたのことよく知ってるけど
あなたにとってはただの同級生
私はあなたのことよく知ってるけど
あなたは私のこと何も知らない
どうせ何も出来ないなんて知ってる
だけど私あなたのことが好きなの
目でそっと追ってるだけの毎日
見...

例えば僕の記憶が無くなっても
君の笑顔は消えないのでしょう
君の話した言葉の１つ１つ
ほんの少しの後悔と
いつか暮れてゆく哀しげな光に
傷んでく左手を重ねた
ずっと永遠という言葉を信じてた
君と 「じゃあまたね」
　　 「いつか会う日まで」
今は１人で歩いて行こう...

かつて見た　青い空
春の花　地平線
今はもう　感じるだけ
そこにあると　願うだけ
懐かしい声が聞こえる
最近はトモダチばかり
いまさら優しくしないで
あなたなんて大嫌いよ
あたしの頭を撫でないで　髪が乱れるの
あたしの体に触れないで　心が乱れるの...

へたくそです
おはよう　君
今日もいつものように
ママとおててつないで
パパにぶら下がって
お姉ちゃんのジュース飲んで
お兄ちゃんの服たたんだよ
おはよう　君
今日もいつものように
ママのおててつないで...

星空　ふたり目指し
打ち上げる　ボトルロケット
ホントは興味ないし
ふたりでいたいだけで
Ah　想い　届け　君に　ロケット乗せて
進めロケット　虹を描いて
届けロケット　はるか月まで
進め　あたし　想いを束ね
届けこの想い　あなたの胸に
いますぐ...

　気がつくと彼女はいつも絵を描いていた。
　いつからだろう、彼女が絵を描き始めたのは。
　いつからだろう、彼女があまり自分の事を話さなくなったのは。
　いつからだろう、彼女の気持ちが見えなくなったのは。
　疑問は沢山ある。だけど僕は、絵を描いている彼女の姿が好きだった。
「また描いてるの？」
　僕が...

はじめに読んで下さるとより一層楽しめると思います。
本作品の特徴
本作品は全ボーカロイドが登場し、さらにボーカロイドにゆかりの深いキーワードが多数登場します。
各有名Pも色んな所で登場するので、それを楽しみに読んでいくのも面白いと思います。
物語の舞台は月の国と呼ばれる夜しかない国、常に月が空で輝い...

別れのウタ　　　　転音テンオリジナル曲
僕の光にウタいます
アリガトウ　サヨウナラ
桜は散っても　また咲きますよ、と…
振り返れば　いくつもの思い出があり
思い返せば　それを支える笑顔があった
今日　この巣立つ瞬間
空を見上げれば　きっと僕の瞳に浮かぶ涙は乾くだろう
でも　今はまだ
幼い雛鳥でいさせ...

あなたとの 日々
いつまでも ずっと
続いて欲しかったなんて
我侭でしょうか
この空は
続いてゆくよ
二人で 生きたより
ずっと 永い時間を
遠い 遠い場所で
今も あなたは...

オリジナル小説　『夢と勇気、憧れ、希望　～湖のほとりの物語～』番外編
アル・レティ後日譚　「踏み出すその先」
　ルディ事件の終幕から5年。
　レティシア・バーベナは、その身に引き受けた魔法からついに自由なった。
　薄紅の髪、青のしっぽ、そしてやわらかな微笑みを取り戻した彼女は、それから魔法を学び始め...

黒く暗い　広い海原
朱く暗い　焼けた臭い　求め往く安息の地
渡り歩く　長い旅路
碧く暗い　広い大地　辿り着いた安息の地
求められた燃料　求められた少女達
求められた安息　使われた少女達
―――例えそれが束の間の安息だとしても...
碧く光る紫電の様に　一瞬の命を示すが如く
朱く燃える焔は滑り　やがて...

ねえ　いっしょに　あそんでよ
ふたりだけで　いつまでも
わたしとっての　ともだちは
あなた　たったひとりだけ
ふたりいっしょにおおきくなった
でも　つらいこと　なくならないの
あなたのこと、もう、おもいで
なくなっちゃった、かも
（はやく、あそぼうよ）
家じゅうさがして　あなたをみつけた...

　パソコンのモニターだけが怪しく光る薄暗い部屋で、一人の女性が必死になってキーボードを叩いている。モニターには九つのファイルが表示され、一つまた一つとどこかに向けて送信されているようだ。
　女性の顔には焦りの色が浮かんでいた。彼女は今、パソコンに保存してあるデータを無差別なところに送信している最中な...

足音遠ざかる
静かな静かな坂道
背を向けて口ずさむ
それはいつかの恋唄
あぁ何度も何度も
言い聞かせてみるけれど
この涙は止まない
心の傷は癒えない
ぼやけた世界の中に
そっと足を踏み入れて...

降り止まない雨　湿った壁の臭い
モニターの光に　力なく揺れる影
そこは夢の世界　望むものは何でも手に入る
代わりに差し出したのは　今と未来
明るく振る舞っても　夜が孤独になるだけ
暗闇に浮かぶのは　見たくないものばかり
僕のこの不安に　大した理由なんてないだろう
でも確かにつらいんだ　Ah…
Goo...

繋いだ手のひらから
伝わったその優しさが
今の私を支えてくれる
生きるよろこび
生きる理由を
私に教えてくれた
ここに在る自分に
背中向けずに
今残された時間を
見つめるために...

朝だよ？　風も小鳥さんもお日様も　お・め・ざ・め
起きなきゃ！　ねむい身体おこして　笑顔いっぱい
ホントは覚めたくない・・・　夢を見ていたい・・・
でもパジャマに　サヨナラして　さあ！おはよっ！
元気良く窓を開ければ　気持ちが清々しくなれる
昨日と違う今日が　楽しくないわけないでしょ？
晴れの日も雨...

明日が　同じように来るなんて思えるの？
あなたがたどり着いた今日だって　奇跡みたい。
のた打ち回り生きているのは
死ぬのが怖いそれだけかな？
どうしようもなく　生きてはいても
それでもきっと素敵な事・・・
一秒一秒削れる生命
明日はまた少し　終わりに近づく
息をするたびに思うんだ
命ははかなく　ただ...

21
　「どうした。レティ」
　レティシアが、信じられない、とばかりに、再び剣を振るう。
　突きから袈裟懸けに切りにかかる、二段攻撃。続いて胴を払う三段攻撃。
　なんと、アルタイルは、全ての攻撃を避けきった。
「いつのまに、私の攻撃を避けられるようになったの？　」
　本当なら、相方の上達はうれしくて...

20
　秋の風が吹き抜ける中、祖父の葬儀のため、セディンは、一日だけ休みが与えられた。
　村の完全復興には、三ヶ月たった今もまだまだ遠い。特に、荒らされた作物への保険業務が、小さな村の、小さなルディ対策課にのしかかってきたのだ。
「穏やかなルディでしたからね。対策課も人員削減されまして」
　お恥ずか...

19
「え……」
　アルタイルも、レティシアも、セディンの突然の行動に、声を失った。
「僕は、少年の頃、ルディのいない世界に戻すために、自分が何か出来ると信じていました。でも、僕の力では、故郷の、この小さな村の小役人になるのが、精一杯だった。
……仕事と言えば、たまに訪れるゼルの方のために、街までの...

18
「いつも熱心ですね」
日の暮れた時刻に訪ねてきたセディン・アノールは、テーブルの上の資料と、顔を突き合わせて話し込んでいるレティシアとアルタイルを、ほほえましそうに見やる。
「こちらこそ、いつも資料を提供していただいて、助かります。外、冷えましたよね」
　レティシアがセディンに熱いお茶をすすめ...

17
　村に滞在した三ヶ月間、二人は、全力でルディのことを調べ上げた。ルディから生まれたハーニィを育てていくために、なるべく多くの資料が必要だと思い立ったからだ。
「まず、ルディは、湖から現れるというけど、誰も現場を見たことがないんだ」
　アルタイルは、役場の役人に掛け合って、出来る限りのルディの生...

16
　やがて、アルタイルは、立ち上がった。
　立ち上がったばかりの、少女の手を引いた。
「レティを、迎えにいこうな」
　少女が、アルタイルの手を、握り返した。
「ゆっくり歩いていけばいい。朝には村の外に着く。いざというときに情に弱いあいつが、俺たちをそうそう捨てられるわけがないんだ。」
　アルタイ...

10
　アルタイルは、天幕の中で目を覚ました。
　幕越しに伝わる闇とひんやりとした空気は、どうやら夜が来ているようだった。
「レティ……？」
　つい数日前、そうされたように、額には濡らした布に包んだ風の加護が乗っかっていた。
　そして、天幕の中には、アルタイル一人のようだった。
「どこいった、あいつ...