活動停止中。 もうダメ。疲れてしまった。
プロフィールを見る投稿作品25作品
もっと見る-
ルカカラー
-
ミクカラー
-
白い世界に切り取られたかのように浮かぶ、幾つもの出鱈目な映像。無数の数字の羅列に、流れる光の群れ。ブリュンヒルドは電脳空間を駆けていた。
ジークルーネ達との戦闘の最中、シュヴェルトラウテから緊急信号が届いた。何があったのかまではわからないが、緊急を要する事態が発生したことは間違いない。ブリュンヒ...Double 14話
-
気が付くと俺は三つの扉のある部屋にいた。目の前には緑色の扉。俺は緑色の扉のノブをしっかり握って立っていた。握っていたノブを回そうとしてみたが、まるで動く気配はない。
「夢を見ていたのか……」
俺は先程までライブホールにいたはず。ホールから出ようと、扉に手をかけて……。
リーーン。リーーン。
...Labyrinth in the world エピローグ
-
俺は空に向けていた視線を戻すと、すぐに携帯を取り出して時間を確認した。おかしな部屋で閉じ込められていた時間は、数分の出来事だったようだ。もしあのまま閉じ込められていたらと思うとゾッとする。今後は興味本位の行動は慎むようにしよう。
雨が降ってくる前に移動を済ませ、現地でライブの態勢を整えておきたい...Labyrinth in the world
-
一年に一度しか訪れず、誰もが当然のように持つ記念日。これを誕生日という。今日は8月31日。俺は友人でも知り合いでも、ましてや人間でもないのに、それらと同じくらいに大切な存在の誕生を祝うために今日という日を待ち望んでいた。
携帯に財布、そして忘れてはならない大事なライブチケット。今日はボーカロイド...Labyrinth in the world プロローグ
-
遠距離からの攻撃を得意とするオルトリンデの登場で、戦況は大きく変わってきた。特にブリュンヒルドが、一方的に攻撃できなくなったところが大きい。
ブリュンヒルドはオルトリンデの精密射撃を防ぐためにシールドを展開しているが、ただ防ぐだけでは先の二の舞になってしまう。彼女は常に弾道を計算し、シールドの同...Double 13話
-
激烈な攻撃を仕掛けながらも、ブリュンヒルドは常にジークルーネの動向に注意を払っていた。シュヴェルトラウテの助力のおかげで、自分の方がプログラムの修復が進んでいる。それでも万が一すらあり得ないように。
ブリュンヒルドはジークルーネの接近に気が付くと、手を止めてその場で静止した。攻撃の手が止まったこ...Double 12話
-
警察や鉄道会社が脱線テロの後始末に追われる中、その正体を知る人間は高い緊張感を伴った日々を送っていた。しかし真実を知りながらも普段と変わらない生活をしている者も存在している。ジークルーネである。既にあれから三日が経ち彼女もかなりのところまで修復が進んでいた。そんなジークルーネであるが、緊張感の欠片...
Double 11話
-
ゲルヒルデが引き起こした同時多発脱線テロ。それがEエンジェルの仕業であると気が付いていたのはジークルーネ達だけではなかった。ブリュンヒルド、彼女もそれに気が付いていた一人であった。
本来ならばすぐに出向き味方に引き込むなり、消滅させるなりしたいところであったが、彼女もまたジークルーネとの一戦で多...Double 10話
-
西条貴志子、緑亜紀、古城零の三人は地下鉄に乗り込み、乗り換えの駅まで一緒に帰ることにした。イベントがまだやっているせいか車内は比較的すいており、三人には難なく座席を確保することが出来た。座席には貴志子と亜紀が並んで座り、その前に零が座った。
「ねぇねぇ、今日は私と対戦しなかったよね。今度の公式戦で...Double 9話
-
貴志子は人ごみを避けて物陰へと隠れた。イベントブースの片隅、大型ゲーム機の脇だ。人目を気にしながらも、急いで携帯電話を取り出す。。
「ちょっとジーク、出てきなさいよ。聞きたいことがあるんだけど」
携帯の画面に向かって叫ぶ貴志子。その言葉には棘があった。あることを確信している。そういう言い方であっ...Double 8話
-
二度目のターン。やはり先手は亜紀のドラゴンであった。
「まあ、こんなものかな」
亜紀は、基本的ながらも威力の高い攻撃を選択した。
貴志子も対戦の経験が無いだけで、ゲーム自体はやったことがある。亜紀の選択した攻撃では、致命傷には至らないだろうとホッと胸を撫で下ろした。だがその予想は大きく外れてし...Double 7話
-
ミクポルシェ カラーデザイン案
-
ここ数年で娯楽という物は大きく変わった。その代表といえる物がテレビゲームだろう。貴志子も流行りに乗せられて、携帯ゲーム機を一台買ったことがある。幾つかのソフトを同時購入して遊んだが、暇つぶしにやることはあっても熱中してまでやったことはなかった。そんな貴志子が、なぜか年数回しか行われないというテレビ...
Double 6話
-
ここ数年で娯楽という物は大きく変わった。その代表といえる物がテレビゲームだろう。貴志子も流行りに乗せられて、携帯ゲーム機を一台買ったことがある。幾つかのソフトを同時購入して遊んだが、暇つぶしにやることはあっても熱中してまでやったことはなかった。そんな貴志子が、なぜか年数回しか行われないというテレビ...
Double 6話 (みくみくにシテヤンヨ編)