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私が貴方を愛せたとして
傍にいるのも愛なのですか？
貴方が私を愛してるなら
辛い思いはしないのでしょう
いっそ 感情消し去ってくれよ
テンプレ的な文章を
ただただ書き殴って
『幸せ』的なツイートを
読み飛ばして
童話の主人公は...

始まりは祝福に包まれた　
幸せの中に小さな苦味　
クラクラ私は酔ってしまった子供のまま
鏡の中のおとぎの国は
全てが正反対　回らない
私はその会場に迷ったお姫様よ
夜は嫌い眠くなるから
不安になっちゃうし
きっとまた朝は来ると
猫が私に囁いた...

私にそっと口付けする貴方
鏡の中のおとぎの国は
全てが反対　回らない
私はその会場に迷ったお姫様なの
夜は嫌い眠くなるから
不安になっちゃうし
きっとまた朝は来ると
猫が私に囁いた
それでも空は真っ暗なの
solitudo　formido...

「どういうことですか！！？　ちゃんと僕はネズミをすべて退治したじゃありませんか！！」
男は焦っていた。
「だから、何度言ったらわかる。お前に賞金は与えられない、と言ってるのよ」
「金じゃない！！　アイス一年分だ！！」
「どっちだっていいでしょ！！」
「アイスは金じゃ買えないんだよ！！」
「あほか！　...

ある月の綺麗な夜、男は笛を片手に広場にある大きな湖のほとりに佇んでいた。
男に表情はなく、ただ風によって押しては返すかすかな水面を見つめていた。
そして男は笛を唇に当て、奏でだす。
誰も聴いたことがないような、危ういメロディー。
それでもどこか物悲しい、心地良いメロディー。
少しの間、物音一つしない...

A
三日月の船で
夜空の海へと
ゆらゆら　漕ぎ出そう
ゴンドラの歌　歌う
A2
風の波に乗り
星の林抜けて
キラキラ　光る
星屑の木の葉　拾う...

小さな少女が一人　ボロボロな服を着て
寒い大晦日　マッチを売っていました
寒さと空腹で　震えた少女は
マッチに火をつけた　とても温かった
炎と一緒に　幻覚が見えた
暖かいストーブへと　足を伸ばした瞬間
炎は消え　夢も覚めた
暗い現実に飲み込まれていく
雪が降る夜に　マッチを売る少女
マッチは売れるこ...

　「あー！　カイトだー！」
　「本当だー！　なんか如何にも胡散臭い別にセンスもよくないむしろ悪い服着ていきなりやってきてネズミ倒すからアイス一年分くれっていいくさったあのカイトだー！！！」
　青年は困っていた。
　「なんか如何にも胡散臭い別にセンスもよくないむしろ悪い服着ていきなりやってきてネズミ倒...

[A]
揺れ動く 金木犀
彼女は 涙流す
ふわふわと 飛ぶ妖精
花畑 弔いを
[B]
ささやかな 愛情は
彼女を 優しくした
かけがえの ない人を
失って 気づく感情...

【A】
　Look Like a Princes
　硝子の靴は 置き去りで
　階段下へと 飛び降りた
　濡れた唇　誘う笑み
　鳴り響くレクイエム
【B】
　Look　Like　a Princes
　齧りかけの 林檎
　何処に落として しまったの...

　昔々、あるところに。
ネズミの被害にあっている小さな町がありました。
　人々は困り果てていました。
　食糧がなくなる。
　家を蝕まれる。
　農作物を荒らされる。
　そんなある日、なにやらおかしな服を身にまとった、青年がやってきてこう言いました。
　「報酬をくれるのなら、この僕がネズミを一匹残らず退...

　さてさて、ところ変わってこちらは地上。まん丸真っ青な地球の裏側。地下の国ではたいそう大きなお腹を持つ、大きなおおきなワニの王様がいらっしゃいました。それはそれは立派なワニで、お月さまのまどろみもお日さまの光りも届かない真っ暗くらな地下の国で、土の民たちが仕合せに暮らせるように常に気を配っています。...

　人魚姫が王子に振りかざしたナイフは、まだ人魚姫の頭上にあった。
　人魚姫の手は小刻みに震えていて、今振り下ろさんと力をメいっぱい入れているのに、ナイフは何故だか今ある場所から動いてはくれない。
　『どうして……どうして……』
　体中が震えだした人魚姫。
そのうち身体に力が入らなくなり、ナイフも手か...

　カイト王子と、隣国の姫君の結婚式が今日に迫った。
　人魚姫は何もできず、震えていた。
あの日の自信はどこえやら、とうとう【死】が迫っていたのだ。
　あの人に気持ちを、想いを伝えることができないまま、自分は死んでしまうのだと。
笑えるほどに実感していた。
　時刻は１時を過ぎたころ。
　今日の日が昇れ...

　むかしむかしのちょっとのむかしから、空にはお月さまと兎さんたちが仲良く暮していました。お月さまの仕事は、夜をそっと見守ること。眠れない子にはふんわりと影を作って寄り添ってあげ、泣き虫な子にはステキな夢のおくりものを届けてくれます。たまに夜風の意地悪で皆さんから見えなくなっても、だいじょうぶ。ちゃん...

まっかなまっかなくつをはいたしょうじょ
くるり　くるい　おどりだす
まっかなまっかなくつをはいたしょうじょ
わたしはもうとまらない
かれいにおどるの
のろわれたくつで
だれにもとめられない
わたしのあかいくつ
まっかなまっかなくつをはいたしょうじょ
くるり　くるい　おどりだす　...

真っ赤な真っ赤な靴をはいた少女
クルリ、クルイ踊りだす
真っ赤な真っ赤な靴をはいた少女
私はもう止まらない
華麗に踊るの
呪われた靴で
誰にも止められない
私の赤い靴
真っ赤な真っ赤な靴をはいた少女
クルリ、クルイ踊りだす...

　光速でお城を抜け出した人魚姫が向かったのは、国のはずれにある魔女の家。
そこには人々に嫌われた魔女がいるというのだ。
魔力が強すぎ、魔女として有能過ぎたその魔女の名は皆もう忘れかけているが『メイコ』といった。
　人魚姫は魔女の家に辿り着いたとたんに、ドアを壊さん勢いで思い切りノックなしで開いた。
...

　昔々あるところの海の底。
人間は誰も足を踏み入れたとこのない、未知の世界。
　そこにはそれはそれは美しい「人魚姫」がいました。
人魚姫はとてもおてんばで、王様や召使いを困らせていました。
　そんな人魚姫は、嵐の夜、人間の男性を助けます。
　その男性に心を奪われてしまった人魚姫は、その人のことばかり...

いつもの道を　いつものように歩くのが退屈で
君を誘って　いつもと少し違う道を通った
そうしたら　見たことのない森を見つけたんだ
吸い寄せられるように　僕たちは進む
その先にあったのは　小さくて古いメリーゴーランド
君は僕の手を引いて　メリーゴーランドに近付いて
きらきらの笑顔で　入口を探す
開いたま...

きっと鏡の向こうの私は
幸せな生活を送ってるのね
白いウサギと狂った帽子屋
あんなに笑って楽しそう
赤い色した頭巾かぶって
ガラスの靴は砕け散った
真っ赤な林檎の甘い誘惑
櫛で死んじゃうはずないわ
王子のキスなんて待ってられない
海の泡へと還る前に...

≪Aメロ≫
昔々の御伽噺(おとぎばなし) (13)　遥か遠く海の上 (11)
末の人魚は憧れて (13)　海の上へと顔を出した (13)
≪Bメロ≫
賑やかな船上 王子が笑う (17)
末の人魚は 恋に落ちた(14)
突然嵐がやってきて (13)
船と王子を呑み込んだ (12)
≪Cメロ≫
王子を救...

昔々のお話　赤いフードを被った娘（こ）が
片手にリンゴを持ちまして　王国へと向かいます
お店で出会ったシンデレラ　破れた衣服を身に纏い
笑顔で赤ずきんにご挨拶
「可愛い笑顔ね　羨ましいわ」　そう告げお店を後にします
赤ずきんは王国を目指し、一歩二歩三歩と歩き出す
通りで見つけた　女王の像　名前は白雪...

【A】
限界突破　衝動葛藤
醜い現実だからこそ
理想に溺れる
【B】
全て投げ出せば楽になれる？
自ら錘に手を　
何もかも流れて逝け
【S】
理解者ぶった偽善者さん...

　「鏡よ鏡、鏡さん…?この世で一番美しいのは…だぁれ…?」
　鏡の前で桃色の髪をなびかせながら一人の女が呟く。
　『……いつまでその質問続けるつもりなんだよ。もういいじゃん。ルカ様が一番美しいですよ、多分』
　かったるそうに、鏡が言う。
　「なんですって??今まではちゃんと確実に私が綺麗って言ってた...

　昔々、あるところに。
それはそれは美しい、姫様がおりました。
　雪のように白い肌が、その美しさをより引き立てていました。
名前を、「白雪姫」。
　その美しさに囚われる男たちもいれば、憧れを抱く女たちもいました。
　白雪姫は、人々に愛されていました。
　しかしそれを面白くないと、見ていた一人の女王が...

姫達は王子様がいるんだけど
なぜあたしだけウサギを追いかけるの
リンゴを食べるために倒れたの
あたしは食いしん坊ですか？
童話でキスは万能だろ！
魔法のランプのように、ためしてみる？
キミと一緒なら絶対に成功だよ
嫌な事はすべにシャボン玉になって
そしてアップルパイを食べようよ
"大好き”　って言え...

verse1
每位公主也有王子殿下
姫達は王子様がいるんだけど
ひめたちはおうじさまがいるんだけど

為什麼只有我要追著兔子跑？
なぜあたしだけウサギを追いかけるの
なぜおたしだけうさぎをおいかけるの

為了吃一個蘋果就倒臥不起...

＜A1＞
ボクは見た目が
皆と違って変だから
周りからいじめられ
好奇の視線も痛いよ
お母さんからも嫌われた
ボクに居場所はなかった
どうせボクなんか消えても
心配する人も探す人もいない
＜B1＞...

恨んでしまうには
おだやかな微笑みが
わたしの胸を
掻きむしった
あなたに近づく
喜びと苦しみが
わたしの足を
焦がしてゆく
進み続けることが
こんなにも痛いだなんて...