タグ:赤ずきんと狼サン
6件
「…これでよかったのか?」
彼がそう聞いてきた。
私達は、今世界を旅している。
私もレンも行くところがなかったし、この世界についても知りたかった。
「…うん」
「もっと復讐しなくてよかったのか?」
「…もし酷いことしちゃったら、私は普通の人間にはなれなかったはず。
だから、たぶんこれで正解なんだよ...【鏡音リン】赤ずきんと狼サン 6【original】
ゆるりー
「…ということなの」
私の話を聞いて、レンは困っていた。
そりゃそうだ。無謀な話だ。
「できることなら、君にはやらせたくなかった。
でもそういうことなら、僕も協力しよう」
「ありがとう」
「あ、でもその前に…」
*
レンの提案により、花畑で花を摘んでおく。
初めてだな、花に触るのは。...【鏡音リン】赤ずきんと狼サン 5【original】
ゆるりー
「…で?キミは何がしたかったんだい?」
レンとかいう、超☆理解不能な男の子に手をひかれ…
たどり着いた(?)のは、森の入り口
「…君は、男の子っぽい喋り方だね。」
「うっさい、どうでもいいでしょ」
どうしようが人の勝手だろ
「で?ボクにどうしろって言うんだい?」
「(また戻っちゃってる…)」
「なん...【鏡音リン】赤ずきんと狼サン 4【original】
ゆるりー
『ボクの味方に、友達になってほしい』
まぁね、そんなこと言ってもね
そんなうまくいくわけないよね
「まったく、これだから嫌なんだよなぁ」
大体あいつらはなんだい?
ここは森
赤ずきんの舞台だよ
養子とはいえ、自分の子供だろう?
このあたり…森には狼がいるんだよ?
気をつけてねって言うことすらしてくれ...【鏡音リン】赤ずきんと狼サン 3【original】
ゆるりー
むかーしむかし、でもないけれど
名前が無い『自分』が居た
名前の変わりに付けられたのは『赤ずきん』
童話の中の少女
同じ名前
「赤ずきん、ちょっといい?」
ある日のこと
世間でいう‘母’という人がボクに声をかけた
ボクにとっては、この人は‘母’ではない
「おばあちゃん、体調を崩してしまってねぇ…お見...【鏡音リン】赤ずきんと狼サン 2【original】
ゆるりー
キミとボクは違うんだよ
たとえ同じ境遇でもね
---【鏡音リン】赤ずきんと狼サン【original】---
むかーしむかし あるところに
あかずきんという しょうじょがいました
あるひ あかずきんは ははおやにたのまれます
「おばあさんのところへ おみまいにいってきて」と
あかずきんは そのねがいを...【鏡音リン】赤ずきんと狼サン【original】
ゆるりー