作詞作曲をする女子高校生 言葉を愛する理系 成長を見守って頂けると嬉しいです。 イラストも描いてます Twitterアカウント→D.G.SKY MUSIC
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画面に落ちた雫を
今拭うと、あなたからのメッセージ
どうして雨は言葉を拒むみたいに
私の視界をにじませる?
それとも止まらないこの雫は
暑い電話ボックスで身体を火照らせた
私の汗なのかな
突然に降りしきる雨は
私を打って逃げて行く
一人にして行かないでと...涙雨に打たれて
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わからないの
私の手を握っている この感情は何?
ぐるぐるしながら ぎゅっと抱きしめる
私はここのところずっと 何を考えてるの?
わからない自分に聞くから 悩み続けてる
こんなに沢山学んでも 知らないことがある
自分のことさえわからずに 今日が回ってく
「恋人・運命・好きな人」 言葉が少ない 創らな...なやみごと
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知性人、工作人、遊戯人とは言うものの、どうして「無能人」を提唱する者がいないのか。やはりここが、ホモ=サピエンスの傲慢の証であろう。勿論、私もその一人であることは重々承知した上での話をする。
ホモ=サピエンスの大きな特徴に、「自らを他の存在と激しく差別化しようとする」ことが挙げられる。自己の確立、...無能
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我らの天は愚に有り虚と為す
(我々にとっての天は愚かな産物であり実在もしない)
我らの獄は賢に有り実と為す
(我々にとっての監獄は賢い産物であり実用的だ)
是則ち栄えし者必ずしも衰えず
(これはつまり繁栄している者は必ず衰えるわけではなく、時には賢くしたたかに生き)
聖なる者必ずしも従ふに値せず
(...木天米地の計(創作漢文)
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あなたの声を抱き締める 暖かい受話器の奥
触れないけれど そこで幸せでいて…
夏のような日差しの中 あなたとの時間を探す
人混みに押されても 想いは落とさずに
使われず佇む緑の 公衆電話に手を伸ばす
初めて使うからだよね 指が震えてた
吹き抜ける風は夢のように 私を連れて舞い上げた
居場所をくれたあ...たった三分の電話
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とりうる値とか 余事象とか
今は無いモノを求め 世界を創る
ただの数字でも 見逃せないのは
そこにある可能性を 覗いてみたいから
ⅠAとⅡBの大迷路 いざ冒険へ
あることないこと探そうよ 証明できるまで
公式だらけの山登り 大変だけど
足したり引いたりするうちに ゴール見えるかも
平均値とか 方程式...ⅠAⅡB賛歌
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首を撫ぜる いとおしい
駿馬は私に応えて
いばゆる 誰かのために
今を忘れぬように
髪を撫ぜる いとおしい
あなたは私に答えて
行こうと 言ってくれたね
今を忘れぬように
白亜の遠吠えを聞いた日
私はあなたを思い出す...隕石の遠吠え
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橋は私を乗せ
いつまでも進み続ける
景色は変わらない
でも魚は泳ぎ去る
その尾をそっと抱き締めて
足が跳ねた
揺らぐ朝陽へ
淼淼たる湖面が
水鳥を滑らせて また
夜を映し出す...涙石(なみだいし)
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私を吹き抜けてゆく温かさが
心の鍵を開けて まだ止まらない
足が追い付かずに進むから
転げ回って それでも楽しくて
今の私ならどんな光にも負けない!
嘶(いば)ゆる馬 昇る朝日
私を開(ひら)き揺らす
明日を連れるこの風が
刻む者に届くように
私を突き刺した冷たさが...追私
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自分の影も切り離した私は
引導を穿ち何度も抗った
顔を上げずに歩く駅のホームでも
そんな私を人々が訝しむ
自由ではなく
より深刻な目線の海の中で
自分を泳がせてる
ただに 思いのたけを叫んで
世界に「私」を見つけたい
せめて うつむいた先の水面に...戦塵を待つ
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「死が止めどない瞬間に
生が止めどない永遠を」
「ひときれ」は重く
沢山の息を背負った
沢山の命を揺るがした
カタコトな曲がりを描いて
波を削りとる
僕の「ひときれ」は沈んで戻らなかった!
鈴を結んだ月日を静かにめくってく
来年ここでまた咲いてくれ...逃げた兎と羅針盤
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静かな梅雨の日に
紫陽花がふと咲いた
私の祈りは小さく漂い
土に染み愛となる
揺らいだ星を見る
足元は夢を掬いまた
誰かの手握り高く歌う日が
私に訪れる
やがて翼を開く鳥も
色を変えて伸びゆく木々も...夏の記憶