狐津衣さん

狐津衣さん

kodue

狐津衣(こづえ)と申します!

趣味でひっそり歌詞を書いたり、曲を作ったり、小説を書いたり、ニコニコ動画で歌ってみたりしています。

どれもこれも初心者ですが、よろしくお願いします♪
至らぬ点がありましたらご指導くださいませ。

◆歌詞に関して
いろいろ投稿していきたいと考えています。コメント、アドバイスいただけたら嬉しいです。曲なんてつけていただいたら大喜びします!

◆歌ってみたに関して
980円マイク直さし音質ですが、ひっそり歌っております。
(現在休止中)

◆作曲に関して
Dominoを使って少しずつ勉強中です!
鏡音さんを迎え入れたいです。

※もし狐津衣の作品に興味を持って下さる方がいらっしゃいましたら、、、
それぞれの作品にコメントくだされば基本的に何をしてくださっても構いません♪
よければ使ってやってください!

ニコニコ動画関わったものマイリスト→http://www.nicovideo.jp/mylist/25857901


ちなみに、Twitter→kodue_renarde
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イチオシ作品

キミの手 ~ミク side~ 3/3

今日はリンちゃんのところへ行こうと、必死に三つ編みを編んでいる時にカイトが現れた。 「何してるの?」 「見たらわかるでしょ?三つ編み編んでるの!」 少し笑いの混じる問いに、手を休めず答える。止め終わって手を離すと我ながら酷い出来だった。 「やろうか?」 こらえきれていない笑いと共にカイトが言う。 (悔しいけど、私なんかよりずっと編むの上手いんだよね…。) 観念して頷く。 「…お願いします。」 向かい側にしゃがんで三つ編みを編んでいく。その編み方は優しく柔らかい。 「よし、できた。」 ガラス玉のついたゴムを結び一声。…相変わらず綺麗です。 「うん、ありがとう」 編み目を触って確認する。…やっぱり編み方がゆるい。前はかなりきつく編んでいたのに…。カイトは優しいから。その優しさがつらい。 「なんで三つ編みしてたの?」 リンちゃんの部屋に向かう途中で、カイトの問い。 「リンちゃんが上手なんだもん」 年下に負けてるが悔しい、なんてちょっと恥ずかしいけど。でも事実なんだからしょうがない。 「リンちゃん見て見て」 リンちゃんの部屋につくと、自慢気に近づく。リンちゃんは三つ編みを触ってクスリと微笑む。 「カイトさん器用なんだねー」 「ばれたかー」 まぁばれるとは思ってたけど。一瞬も迷いがなかったのがまた悔しい。 「ミク姉がこんなに綺麗に編めるわけないじゃん」 レン君まで追い打ちをかけてくる。まったく。いつもこの双子は息ぴったりだ。 「リンもやるー」 そう言うとリンちゃんはいつも通り器用に髪を二つにわけて三つ編みを編み始めた。と同時にレン君がゴムを準備。すごくテンポ良くゴムの受け渡しが行われあっという間にリンちゃんは可愛い三つ編み姿になった。ちゃんと出来てる?とレン君を見て出来てるよと彼が返す。 「うわぁリンちゃん本当に上手だね」 カイトからもれる感嘆の声。その声にリンちゃんは誇らしそうに笑った。 「リンには良い先生がいるからね!」 「先生?」 私もその話は初めて聞く。カイトと一緒になって首を傾げる。 「レンが自分の髪で何度も編み方教えてくれたの」 「えーレン君の三つ編み!?見たい!」 そんな面白い話なんで今までしてくれなかったんだろう。当然見たいに決まってる。 「っ!嫌だよ!もうリンは編み方覚えたし必要ないだろ!?」 レン君が顔を真っ赤にして反論している。目の前には可愛いおさげのリンちゃん。そっくりな顔のレン君が可愛くならないわけがない。 「あーレン照れてる」 リンちゃんは楽しげに笑う。そして何かを思いついたように口を開く。 「レン。私の前に座って?」 「?」 レン君が首を傾げながら指示に従うと、リンちゃんは自分の腕をぽんとレン君の肩においた。 「え?リン?」 「三つ編みしないと離しません。」 「はぁ!?」 リンちゃんは満足そうにニコニコ笑い、レン君は観念したようにため息をついた。 (やるなぁリンちゃん) 心の中で笑う。レン君はリンちゃんにはかなわない。だってレン君はリンちゃんが大好きだから。彼女のためなら多分なんだってする。 ちなみにそのあと、リンちゃんよりも器用に三つ編みを編み、真っ赤な顔の可愛いおさげ少年ができあがった。 ◇ ある日、廊下をウロウロしていると馴染みの金髪が見えた。 「レン君?」 「あっミク姉」 振り返る金髪の少年。今日は学校帰りなのか、学生服姿だ。髪はもちろん青い瞳がとても綺麗。学校でもてるだろうにな…。レン君にはそんな気一切ないだろうけど。 「リンちゃんは?」 「検査中」 レン君はぼーっと窓から雲をながめる。 「そっか。」 「カイトさんは?」 ふいに青い瞳がこちらに向く。瞬間にレン君より深く青い瞳を思い出す。 「多分…まだ学校」 「ふぅん」 また視線が雲に向く。 「カイトさんはさ…すごいよね」 「へ?」 ポツリと呟かれた言葉の意味がわからなくて、間の抜けた声が出る。 「この短期間でミク姉を変えちゃった。」 私に向かって話しているのか不安になるほど、ささやくような声。 「ミク姉は変わったよ…カイトさんに会ってから」 「そう…かな」 自分でも変わったとは思う。でもなんとなくそれを指摘されると恥ずかしい。 「…王子様…」 「え?」 ふとレン君が呟く。そんなファンタジーなこと好きだっけ? 「リンが言ってた。カイトさんはミク姉を迎えに来た王子様だって。」 青い瞳が真っ直ぐ私を見ている。太陽に照らされたその真剣な顔は今まで見たことのないくらい男の顔で、どきりとしてしまった。 「リンちゃんはそういうファンタジー好きだよね」 照れ隠しに茶化す。でもレン君は少しも笑わない。 「ミク姉を新しい世界に連れ出して、元気にしてくれたって。」 リンちゃんがきらきらした瞳で話している姿が目に浮かぶ。目の前には対照的なそっくりな顔。 「俺は…リンの王子様にはなれない…」 すごく悔しそうな顔。レン君がどれだけリンちゃんを大切にしていて、リンちゃんのためにたくさん頑張っているのはよく知ってる。 「リンちゃんはレン君のおかげで元気だよ?」 この言葉に嘘はない。 「俺とリンは生まれた時から一緒だから…今まで通りリンを元気にさせられるかもしれないけど、カイトさんみたいに今以上に元気にすることはできないよ。」 悔しいんだね…自分ができないことをカイトができてしまったから…。でも。 「カイトが私の王子様なら、レン君はリンちゃんのナイトだね」 「えっ」 見開かれた青い瞳。 「リンちゃんの『今』を守る騎士。」 微笑むと目の前の少年は顔を赤くする。 「だから…自信もって良いんだよ」 「まったく!よくそんな恥ずかしいこと…」 レン君はスタスタと私の横を通り過ぎる。私は目だけでそれを追う。 「でも…ありがと。」 少し後ろで小さな声がする。 「うん」 実は振り向いていて後ろからでも真っ赤な耳が見えたのは内緒。 ◇ それからしばらくすると一日のほとんどをベッドで過ごすようになった。少し移動するだけで、すごい眠気に襲われる。 「…きみの手、握っても良いのかな…」 夢と現実の境目で、聞こえるカイトの声。 「…良いよ」 ゆっくり目を開けると、驚いたような顔。 「起きてたの?」 「今起きた」 上半身をおこそうとすると、そっと背中に手を添えて手伝ってくれる。そのまま髪も手櫛で軽く整えてくれた。 「良いよ?手」 ベッドの上に手をおき微笑む。柔らかく私の手をなでる暖かい手。それはそれは優しく。まるでガラス玉にでも触るように。 「そんな弱くないよ」 その優しさがつらい。『普通』じゃない私を気遣うその優しさが。 「あったかい」 気づいたら涙が流れていた。 「…ミク?」 「…お願い、特別にしないで…」 ポロポロと涙が流れる。カイトは私が『特別』だってわかっても、側にいてくれた。それはもちろんすごく嬉しい。…けど。以前とは違う接し方。カイトがどんどん遠くにいってしまっているようで、すごく怖い。 カイトに抱き寄せられる。幸せなはずなのに。あの時と違って力の入っていないカイトの腕。そっと体を押す。暖かい彼の体は押しただけ離れていった。 「ごめんね」 (優しいあなたにこんなにつらい思いをさせて…) -私は私のことばかり守っていた。あなたが遠くに行ってしまうのが怖くて、真実を隠そうとした- ◇ カイトが帰ってから、私は少し眠って目を覚ました。 なんとなく、本当になんとなく手紙を書こうと思った。…心のどこかでそうしなきゃって、今伝えないと届かないって警告が聞こえた気がして。 便箋はよく友達とのやりとりに使っているから持っている。一枚出してペンを構える。…何を書けば良いんだろう?とりあえず今までのことを思い出してみる。毎日病院にきてくれること、二人でアイスを食べたこと、三つ編みを直してくれたこと、手を握ってくれたこと…。 まとまらない。たくさん謝りたいこともお礼を言いたいこともある。 無我夢中で文を並べた。一枚書き終わるころには顔は涙でボロボロだった。 「あっ」 涙をふいて手紙を眺めて気付いた。一番大事なことを書いていない。そして…自分でも不思議だけど、ちょっと細工をしようなんて考えた。 「えーっと。か…カイトへ」 思いつかなくて二枚目が一枚目になった。 「い…いつも」 独り言を言いながら文章を作る。うん、我ながら良い方法だと思う。…細工に集中するおかげで泣かないで済む。 「と…と…」 私はしばらくそれに熱中していた。 ◇ きっとあれは神様の粋なはからいだったんだって今になって思う。 今私にはいろんな管とか、機械がつながれている。目が覚めてから、今までにないくらい苦しい。息って今までどうやってしてたんだっけ。 「ミク!」 あぁ…カイトの声がする。今日も来てくれたんだね…。 でももう目が開けられない。 ぎゅっと握られる手。カイトの熱が伝わってくる。 「ミク?」 不思議。他の音はなんにも聞こえないのに。カイトの声だけは聞こえてくる。 ―カイト、ちゃんと聞こえてるよ。だけど、ごめん…。もう言葉が出ないの…― 「ミク。きみのことが好きだよ」 嬉しい…。私も…あなたのことが… 『カイトへ いつも私に会いに来てくれてありがとう。 突然倒れたりして驚かせてごめんね、カイトが離れちゃうのが怖くて言えなかったの。 だけど、そんな心配なんていらなくて、すごく嬉しかった。 いつまでも、ずっとカイトの側にいたいけど、多分それは無理。 素敵な新しい彼女を見つけてね? きっと、何があっても、私はカイトの幸せを祈ってるよ。 カイトには辛い思いをさせちゃうかもしれない。ごめんね。 でも私は何も後悔してないよ。 抱きしめてくれて嬉しかった。 一緒にアイス食べれて良かった。 きつい三つ編みも嬉しかった。 暖かい手を握れて良かった。 雨の中待ってて良かった。 毎朝会いに行って良かった。 あなたを好きになって良かった。 あなたに会えて良かった。 ミク』 最後に言えなかった一番言いたい言葉、伝わったかな? ―カイト…大好き― Fin.

自作歌詞http://piapro.jp/t/xamFの小説版です。

KAITO編→http://piapro.jp/t/24syと対応しています。
ミク編2/3はこちら→http://piapro.jp/t/LVjm

ここまでお付き合いいただいた方、いらっしゃいましたら本当にありがとうございます!
また歌詞や小説など投稿したいと考えていますので、よろしければまた覗いていただけると喜びます。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました!

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投稿日時 : 2012/04/09 00:04

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