ボカロ大好き!特にMEIKOろミクの仲良し姉妹的な物、cpでは(ダントツで)レンミクやクオリンが大好きです!! スローペースではありますが、自分でも小説書いてpixivやここに上げたりしています。 作曲や楽器演奏はできませんが、ストーリーや世界観、歌詞を担当して、いつか誰かとサークル立ち上げてボーマスに出店する側で参加してみたいです。 宜しくお願いします!!
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最初は、どちらも言葉を発さなかったが、カイトは意を決した様にメイコに言葉を向ける。
「めーちゃん、俺から頼むのも変だけど…だけど、言わせて貰うね。ミクに会ってやってほしい。
俺がいくら声をかけても、何を言っても、ミクはずっと顔を俯かせたまま…歌の練習も、ままならない状態だ…」
―「ミク」。
久しく聞...My Canvas is…(After)
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―私が生れ落ちた世界・・・そこは、真っ白なキャンバスの様に何の「音」も・・・「色」も無い・・・、
どこまでも、真っ白な世界だった・・・。
そんな真っ白なキャンバスの様な世界に初めて彩られた「音色」は、「MEIKO」という存在である私の「音」・・・私の「色」である『赤』だった。
そして、そんなに月日が...My Canvas is…(Before)
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久しく聞いていなかった。だが、聞き覚えのある声の存在に、ミクは驚いた様に顔を上げた。
不安そうな面持ちをしながらも、レンはミクに駆け寄る。
だが、ミクは何も言わず、顔を俯かせる。
「ミクさん……」
「……………………」
俺が近くに駆け寄っても、ミクさんは何も言ってくれない。
俺の顔も見てくれな...巡る季節、巡る想い(6)
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―異変は突然に、何の前触れもなく起きる物である。それは、人間関係でも変わらない。
それは、そろそろ肌寒さを感じさせる秋の頃だった…。
俺は、いつもの様にクオを連れてすっかり乾いた落ち葉が一杯の公園でミクさん達を待っていた。
けれど、その日に限ってミクさんは中々来ない……。
事前の用事や風邪などで...巡る季節、巡る想い(5)
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それ以来、レンには週に一、二度のクオとの散歩の中に、新しくも欠かせない生活習慣ができた。
―それは、「お互いの猫を連れての公園でのミクとの談笑」。
週に一度、俺はクオを連れて、ミクさんもリンを連れて公園で会う。
クオとリンは勝手に二匹で遊んだりじゃれたりしているので、その間、飼い主の俺達は自分の猫達...巡る季節、巡る想い(4)
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―あの日、名残惜しみながらも俺とミクさんは夕方には自分の家に、お互いの猫を連れて帰った・・・。
だがその一週間後に、すぐに俺とミクさんは会う事となる。
【一週間後。公園にて】
一週間前と同じ様に、リンを膝に乗せて公園のベンチに座るミク。
そんな彼女達に息を弾ませながら近づいてくる一人と一匹の影。
そ...巡る季節、巡る想い(3)
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―良くも悪くも、クオのお陰で事態はどんどん進行していきました。
…俺を置いてきぼり状態にして…。
(自分の猫に負けた気分って……)
ミクを見つめたまま惚けるレン。
クオはそんな自分の主人のズボンに軽く爪を立てて、彼女達のいるベンチまで行こうと促すも、尚もレンは惚けたまま…。
「やれやれ…」と言った風...巡る季節、巡る想い(2)
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―冬の寒さの名残を微かに含んで吹く春の風。
俺の名前は鏡音レン。 先日、大学に入学したばかりの18歳だ。
そして、今日は大学生活で初めての休日であり、待ちにまった“約束の日”。
期待にはやる鼓動を抑えながらも足の速度は緩めずに、俺は「相棒」である猫のミクオ(通称はクオ)と共にある場所へ向かった。
俺...巡る季節、巡る想い(1)