悠(ゆう)の投稿作品一覧
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A
ふわっとバターにお砂糖混ぜ混ぜ
思いを込めたラズベリー
卵と小麦粉加えて混ぜ混ぜ
甘くて苦いチョコチップも一緒に混ぜて焼くの
B
隠し味を一すくい素直な気持ち引き立てたい
「ありがとう」と「好きです」をぎゅぎゅっと味わわせるために
S
クッキーのように素朴に...チョコチップラズベリークッキー
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昨日までの愛は冷めた 隣の趣味に夢を見る
鈴々とした君がいた どしゃ降りの音窓の外
一緒に雨に濡れていていい?
灰に曇るならずっと泣いててほしいのに
君はどこまでも青くってどうしようもなくなるよ
本物の好きを探して 幻だったと思う度
君と僕似ているねって ひとりで笑ってごめんね
一緒に雨に濡れていた...hydrangeablue
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きょうのおかずはかぼちゃにしましょ
かぼちゃかぼちゃちゃおいしいかぼちゃ
とろとろポタージュシチューににもの
どれにしようかなまよっちゃう
しあわせぎゅぎゅっとオレンジきいろ
かためなみどりがちょっぴりビター
じっくりことことにこんだならば
とろけるじかんをはじめよう
(☆)
ほくほくほっくりかぼち...かぼちゃのチャチャチャ
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つきがわらったそらほろり
こんぺいとうひとつにゃお
トテテテトテトキャラメリゼ
ふわりとろりかぜふくよ
さあいこうはじまりだ
なないろのくに
つきまたわらうそらほろり
こんぺいとうふたつにゃお
テトトトテトテルルヴァニレ
とろりくらりかぜふくよ...金平糖と夜の猫
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たんぽぽと羅針盤。昼間みた夢。
欠片カケラビー玉。空の間に。
罅も割れたあじさい。映らぬは水。
煙りあちらから。こちらにゆく。
置き去りに咲いたコスモス。響くは影と残り。
サザンカ紅と梢鳴く。眩む沈む波。
還りを待つ。
しまった何千分の。ざわついた何千分の。
ヒがカケ。ヒがイキツク。
たんぽぽと羅針...四季花想々
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ぐるぐると
からからと
ぐちゃぐちゃと
ゆらゆらと
頬杖つき
息を吐いて
腕振り上げ
泣いて泣いて
ぷかぷかと
ぼこぼこと...(タイトル未定)
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「……さてと」
女性は青年の着替えを取りに、リビングへと向かう。
そこに。
「……お母さん」
洗面所前で待っていたサクが呼び止めた。
「ん?どうしたの?サク」
振り返って見てみると、サクは少し俯いて、悪戯が見つかって叱られた子どものような表情を浮かべていた。
「怒らないんですか?私の事」
「どうして...【創作小説】招かれた家、その住人 2
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「お母さん、ただいま帰りました」
「おーサクおかえりー…って誰その人」
玄関まで出迎えてくれた「お母さん」と呼ばれた女性――少女とも言っても違和感のなさそうな外見だが――は、すぐに、「サク」と呼んだ少女の後ろに立つ青年に気付いた。
「雨の中で一人で濡れてたんです。帰る場所がないみたいなんで、連れてき...【創作亜種小説】招かれた家、その住人 (1) (「雨音の中で」続き)
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光のどけき春の日はその花を茶に浮かべ
ふわり
ひとひら頂きましょう
緑の陰恋しき頃は葛の池で金魚たゆたう
きらり
尾のひれ舞わせましょうと
見立ててもらったお皿の上に ちょこんとすましてぱっとして
桜もちの淡い雲 葉っぱに包み秘める恋
水ようかんの紫陽花は きらめくほどに涼し風
蓬菜の花杜若 姿にほ...ああいとおかしきおかし
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A
人混みの中動けずにいた 傷つき失う事恐れて
持っている言葉は少なくて 微かな声は届かない
向こうの友の背中 触れるには遠すぎた
知らぬまま来た君は 「光が見えない」と一粒
B
何も無ければ伸びていけない僕ら 「思うだけじゃ…」俯くそばで
「私たちも同じよ」と寄り添って芽吹く 小さな双葉
S1
確...オオバコ
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空には灰色の雲が垂れ籠め、雨粒が地面を打つ。
「~♪」
その中で、雨音に合わせるように歌いながら、傘を差して歩く少女が一人。
「~♪………?」
しかし、その心地よい歌声は途絶えてしまった。
その視線の先には、傘も差さずに力なく塀に凭れ、座り込む青年が一人。
まるで捨てられたかのような様子の青年。
少...【創作亜種小説】雨音の中で