You make me tired!

A1
遠くで　澄ましている
得意な　誰かを見て
羨む　気持ち溢れた
聞いてよ　幼い頃

衝迫とミカク

1A
口揃える建前は
明け透けな嘘ばかり
ちらつかせる飴玉の
苦い味

Carillon

1A
暗(く)れ惑う　迷い子は
行く末を　よみといて
脆(やわ)らかい　天(あめ)の下
仮初めと　眠りつく

Hey,ruler

「由来」を行き交う夢
いつまでも「意味」絡めて
生きたくはないな
realist葬れ murder
回想の恣意(しい)は　徘徊に耽(ふけ)るミイラ

ロスト・ブルー

A1
言葉を控えて　人見知りして
あやふやな私を　今さら責めるの？
綺麗を与えて　等閑(なおざり)にして
逸らしたのはアナタ

ワンナイトフラワー

１Ａ
隙間なくて　動けないな
影踏みは　タランタラン
日が潜れば　あまい毎夜
誘われる　ラタトゥイユ

無常の世にて、平静を願う

研ぎ澄ます刃は
人知れず胸を射止めた
待ち焦がれる痛みを　宿したとき
襖越し　対話が
増すごとに命を裂いた

かえして

ささいな出来事　それで終わるのに
心地の悪さが　傷をつけた
見えない所で　努力してること
余裕の無さから　無視を決めた
あのとき君の　味方でいたら

Hands off

盛りすぎた　花は色褪せ
散って枯れる　こともできず
役目を忘れ去る
溢れ返る　人の目を盗み
望みながら　求めながら

Coming Out

素知らぬ顔で　隣り合わせ
揃うピアスが　いやに目を奪う
机の真下で　指輪lip to lip
高まる疑惑のthree two one
気心の知れた仲で

LAKSHMI

《S1》
Lakshmi(ラクシュミー) 眠れないまま
広げる　羽根の　叫びが
聴こえて　腕を　伸ばすだけ
Like to see かなしきVeera(ヴィーラ)

白の夢

冬が降りるころ　街は寝静まる
いつわる　天の川を一つ　残したまま
先に出逢えたら　夏に戻れたら
「言い訳」
灰をそっと被せて　肌をせめて重ねて

Myself(仮)

I feel like coming along okay.
But I just want to run away from
boring days and be alone tonight.
I don't see what you're getting at.
Just let me do it my own way,please.

菊

一枚(ひとひら)に凛と馨(かお)る　懐かしいもの
はなせ　はなせ
白い真綿を着せ　祈り重ねる　秋の夜長
姿見せぬ虫の　声のように　熱は仄かに
一頻(ひとしき)り凛と馨る　慎ましいもの

初恋炭酸飲料(仮)

さぁ、手を取って
二人きり駆けだして
あの海までスキップ
暑さもきっと今日を笑う
ためのスパイス

路地のドラマ

窮屈な路地　この小さな世界を
どれくらい豊かにできる人がいるだろう
世の中に住む僕らは
きっと怠惰を知る　魚(うお)の群れ　灯りに集(たか)る虫
思考を止めた　未熟な視界で

Saint Arms

「惨憺(さんたん)たるこの空に
終焉への輪唱は奏でられた」
祈りだけ母は遺し
“We'll never forget the hope for a future.”
鎧着(つ)け友と交わす

Awake Alice 自分用

〈設定〉
RPGっぽく考えたので、覚え書き程度に書いておこうと思います。この世界の舞台は「不思議の国のアリス」をモチーフにしています。ある日アリスは不思議な夢を見ます。姉に起こされて目を覚ましたあと、アリスは得意気にその冒険談を姉に語りました。ただし、その夢は伝染するもので、姉に伝染してしまいます。姉は夢から帰れず、眠り続けるようになりました。
ある晩アリスは、姉の傍らで居眠りをしてしまいます。そこで、再びあの夢を見ることになります。最初はただの夢と疑わないアリスでしたが、その世界の住人と関わるうちに、この不思議な夢が姉を捕らえているのではないかと考えるようになります。そして、その原因をつくったのは自分ではないか、と。
姉の手を握ればまた夢の中に入れること、自分はAliceの役であること、目覚めさせるためには条件がいることをアリスは知ります。アリスは、姉を求めて繰り返し夢を見ます。
この世界で重要になるのが「パロディア」です。もともとある詩歌をもじって作られたものですが、実はこれがヒントの役割を果たします。ルートや選択肢、条件によって「イベント」が変わり、「パロディア」も変化します。

Awake Alice

“Come on,wake up”
Aliceは眠りをとめて
奇妙な夢を見たと語るだろう
其処に住む誰彼のことさえ
やさしい思い出に変えてしまえる

Babydoll monster

I'm loving Babydoll.
My heart is yours.
So I'm crazy for you.
You're everything to me.
ひとりきりでも大丈夫よ

止まれ　止まれ

[A]
角灯の　海が鳴る
暫しの　さきほこる刹那　見しもせず
からころと　下駄は鳴く
私の　暗礁をさして　ひとりでに笑う

ケサランパサラン

ケ・セラ　ケ・セラ　厭う　者に
ケサラン　パサラン　道は　見えぬ
ヨ・キエロ・ビビール　ノ・キエロ・モリール
迷い　惑い　勇み　足を駆る
ケ・セラ　ケ・セラ　悩む　度に

Isla del Amor

真夏の太陽 ゆらめく蜃気楼
真っ白な砂浜 ざわめく波際
神秘な異国の 民族衣装の
妖艶な貴女を 見初めてしまった
孤島の青空 きらめくパノラマ

ニュースバラエティー

降って湧き出る残忍なスクープに
悲惨なスペルだけ嵌めこむスピーキング
取って付けれる沈痛な面持ちは
くっきりメイクには不釣り合いフィーリング
「はーい 今日のお天気は」

where's my money?

"Hey buddy,how's Lady Luck treating you tonight?"
悪くはないだろう
“Good fortune favors the bold.
Don't worry,go for it!”
運はまた巡るさ

呼吸―false friends―

一を足したら言葉は何に変わる？
例えば辛さは幸せになる
過程に必要不可欠と
認めさせる口車
宛がう皮肉を背後に伏せ

傘差しとraincoat

falsehood 胡乱(うろん)な目を降らせて
傘差しは弱って気取ってescape
羽織ったraincoat
浸(ひた)しきる 水面下の微睡みに
鈍色(にびいろ)を孕んだんだ

Belying

故意の心理 わざと選ぶ仕種
仮の言葉 口に運ぶ貴女
斑模様の 温度差に気付くから
無意識を和える振り
濃い目の黒 少し白を溶かす

ステディDAYS

代替案(だいたいあん)は好きじゃない
いつだってそれは後付け
僕の言動は大概(たいがい)さ
拘(こだわ)ってそれを迫(せま)ったのに
偉大な師(し)はツキじゃない

マイウェイ・コントロール

Alright(オーライ) 口先 任せたら
案外 I'm OK(アイム オッケー) やれるもの
もう無い お仕舞い つまんないな
相対(そうたい) 世間(せけん)は ずれるもの
Goodbye(グッバイ) 唇 渇いたら

追憶レトロ

連れる街は レトロ
まるでゆくりない 景色
止まる指は どこに
いまだ終わらない 迷子
いつかを通る