タグ「恋」のついた投稿作品一覧(17)
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言いづらいのだけれど
嘘で終わらせたくないのです
初めは最低罰ゲームの恋
ルールがひとつの
どちらかが本気になれば
そこで恋人は終了
どれだけ意地悪
始まれば終わる期間限定の恋の予定が
あれあれ雲行き
嘘から始まる恋のひこーき...嘘恋
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花も恥じらう恋する乙女
少々の無茶ぶりも応えちゃう
これ頼めるって言われちゃったら
しっぽ振り振り了解です
そこに割り込む御局様
確かに仕事はできるけど
聞けないこともあるもんだ
は?やだし
恋しないなんてないないなない...やだし
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日差しが眩しくなりました
まっすぐなあなたの瞳
避けるように 大きな日傘を
差して遮ったけれど
白いレースは儚げに
薄く光を纏っては
私の弱さ守るように
はたはた 揺らめいている
どれだけ姿 覆っても
不思議と影の向こう側から...恋染(ぞ)まり■
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君の髪を撫でる指を
跳ね除けてしまいたい
視線視界を拭い取り
僕だけで満たしたい
幾万回好きだと叫ぶ意思
口に出さなきゃ
塗りつぶされて
黒く汚れてくだけ
まるで
Jealousydoragon...Jealousydoragon
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風が差し込む屋上前の階段上 ふたり座って
色んな話をしたよね
なんでもない日々が
太陽より眩しかった
そんな日常は繰り返されるのだと
傲慢にも思い込んだ
気持ちを切り刻むように
真剣な目で君が言うよ
ねぇ聞いて
君がする告白の練習を...君の告白
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突然のキスに心がざわめいた
予想で考えた何百倍も上
そんなに真顔で 私を見ないでよ
まだ落ち着かないの心臓の音
頬を寄せて宥めてるように
擦りつける鼻が憎らしいのよ
花のように優しいキスをして
夏のような眼差しで見ないで
もう少しまってダーリン
両の手のひらを縫い留めているのは...もう少し待ってダーリン
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はねた前髪ピンで隠して
襟を綺麗に正したら
鏡の前で最終チェック
はい準備はよさそうです
正門前陣取ったら
鉄の女気取り
ピシンと姿勢よく立っては
皆の風紀正しますよ
皆さん身嗜みはいいですか?
直すなら今のうちです...風紀委員は恋に負けない■
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今年の春 庭に植えた
花の名前を君は覚えてる?
君の瞳を奪うように
とびっきりの魔法をかけたんだ
花が咲けば 図鑑持ち出し
教えてあげるよ
この花の名前を きっと
赤く色づいた カランコエの蕾は
知りたがる君の
興味をいつまで惹いていてくれるかな...魔法のカランコエ
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ねぼすけで髪ちょっとはねてる
見せられませんあなたにはとても
会えない今日はちょっとしょんぼりとした顔になって
もし例えるなら枯れた植物のようです
星が糖花に変わって
私の恋を 届けてくれないでしょうか
あなたを想う心の奥で
砂糖仕掛けは温(あった)かに溶けます
土曜の夜はちょっと夜更かし
...叶えて糖花■
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何だか最近モヤモヤします
気づけば同じことばかり
考えても考えても
答えがなかなか見つかりません
動悸がドキドキとまりません
あなたの顔を見ていると
なんだか目眩もしてきます
あなたと目と目があってると
それは恋の症状ABC
なかなか治らぬ病です...先生教えて
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緑の黒髪整えて
瞳は優しく蕩かせて
楚々と歩けば百合の花
口は大きく開かずに
背筋まっすぐ伸ばします
視線は少し斜め上
乙女のいろは
恋に恋して作った掟
純情まあるく磨いては
あなたのために誓います...乙女のいろは
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たまたま手が触れ運命の恋路が
訪れるなんて本の中だけと
思っていたのに一体なんで
こんな事になっちゃったんだろ
この感情は恋と呼ぶには
僕の中を全部壊していくよ
この感動を何とするのか
湧きたつ衝動を抑えきれない
教会の鐘が鳴るように
僕の心鳴りやまないよ...まだ早い、もう少し
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幾つめかの恋重ねてる
今になっても
ふと思い出します
あの頃のことを
はにかんで 上手く話もできなかった
私のことを どう思っていたでしょう
私の初恋は先生でした
チョークを持ったその大きな手や
優しいその瞳を求めてた
1つ目の恋は 叶わない...初恋
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好きとか嫌いとか
僕には遠いことだと思ってた
ガラス越しの街のようにさ
君に会う度 世界が浮き出す
物語の中のことみたい
だけどそれは彼のこと語る時のこと
何度も好きだと空に書くけど
ほんとの気持ちは君には言えない
こうなりゃ全身全霊
道化のポジションを演じてあげましょうか...君には内緒
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真っ暗なその朝に私は眠っては
真っ黒なこの夜に目を開くの
記憶を蝕んで妖し気な火が灯る
忘れられた筈の灰色の感情が
譲れない激情と 許したい綻びで
同じくらい苦しい 産声をあげる
刃の上に置かれた 血の滴る心臓が
あなたへの杭を除き
想いを取り戻そうとしてるよ
あの夜に産まれた私の小さな芽...心の杭
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あなたは今お元気ですか
あの時お揃いで買った
キーホルダーのイルカは
一頭になって何だか寂しそうです
あの日のことは今でも鮮明
再生ボタンを繰り返し押したみたい
頭の中響いてやまなくて
私を立ち止まらせる
リフレイン 幾つもの声を誰か止めてよ
聞きたくない台詞を言うのに...リフレイン
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Ah,ah リリアン
君はいつも 意味ありげ
髪をかき分けては
流し目でみたり
だけど僕は見たんだ
ほんとの君は
花が大好きな女の子
僕の想いに応えて
ねぇリリアン
こちらを向くことを 祈ってる...リリアン