なのこ
ピアプロID: rl0202_yuriyuri
しばらく潜ります。
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簡単な自己紹介
性別 女
性格 めんどくさがりやだが少々キツイ人
誕生日 8月16日
星座 獅子座
まぁ、仲良くして下さいな
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最近の投稿作品 (87)
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無機物
直接的な表現はありませんがエロいので注意。
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リンドウ
どうして、なんでこんなことするの、と嗚咽混じりに話す目の前の愛しい彼女。ああ、本当になんて可愛らしいのだろう。涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっても可愛らしい顔を見るたびに背中に甘い痺れが走っていく。そろそろかな、と頭の中で呟いて僕は練りに練った台詞を口にした。
「・・・ごめん、こんなつもりなかったんだ」
眉を寄せて、いかにも悲痛、というような顔で僕は呟く。ああ笑っていないかな、という期待にも似た心配が頭をよぎる。抱きしめようとすると、いやいやと言う様に綺麗な金髪を振り乱して、僕を拒否する。この反応だけは、本当に気に入らなかった。自分でも醜い、と自覚している感情が胸を満たす。強烈な不快感。
「・・・拒絶、お願いだからしないで」
お願いじゃない、これは命令だ、と頭の中で付け加える。再度、抱きしめようと手を伸ばす。そう、こうすば彼女はどんなに悲しくても僕を拒まない。ごめん、愛してる、と僕の本当の気持ちを告げると彼女は必ずこう言うのだ。
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中世パロ 6
ぴしゃり、という音がした気がした。気がした、というのは実際にぴしゃり、等という音はしておらず私がそう感じたから気がした、と言っただけである。さて、そんなことはすごくええものすごくどうでも良いのだ、問題なのは今目の前にいる私そっくりの男から突きつけられたロイヤルファミリーの刻印のつけられた手紙。
「ねぇ、リンちゃん。これ、どういうこと?」
口元だけの笑みを浮かべ、彼はそう言った。
「レン様、人の部屋に入る時はノックを、とご両親に教えられませんでしたか?」
「ああ、教えられた、教えられたさ!だけど僕は親が言ったことに従った示しが君との婚約以外、ひとつもなくてね!」
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11/11
部屋中に広がるあの香り。喉まで這い上がってきた吐瀉物となるものをまた胃に戻す作業はこれで5回目。血に染まったソファに平然と座り、紅茶を啜る彼女。僕は床にコンビニの袋を放り投げ、そんな彼女に、ゆっくりと近づくき、横に腰掛ける。
「あら、ミクオ。どうかしたの?」
「どうしたの、ってこっちの台詞だよ。このひと、どうしたの?」
彼女は、目線を紅茶から足元の中年男に目線を移した。男を足でつつき、再び紅茶を啜る。
「足元に転がる包丁、あれは誰のだと思う?」
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中世パロ5
ぐっ、という目の前にいる屈強な男の呻き声が聞こえる。おろおろしながら、私を見つめるカイトを横目に私は背後から飛びかかってきた男に回し蹴りを入れた。野次馬から歓声が沸く。完全にのびている男たちを尻目に、パンパンと手をはたきながら私は尻餅をついている緑髪の男性に手を差し出した。若葉の様な瞳を揺らしながら、彼は私に礼を言った。
「正式な場所で礼ができなくてすみません。またの機会に礼をさせて頂きたいので、お名前を教えていただけませんか」
人の好さそうな笑みを浮かべ、彼は手を差し伸べた。ああ、シェイクハンドか、と勝手に納得し彼と握手をした。
「名前はリン。リン=フィラルデよ。あと、礼なんていらないわ、私」
しまった、と気づいたときに遅かった。ファミリーネームを名乗ってしまっては、私が貴族であるということがばれてしまう。
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中世パロ4
煌びやかなシャンデリア。目がおかしくなりそうだ。彼は、長い机の向こうにいる。女の様に美しい口を開けてフォークに突き刺したステーキを食べていく。
「・・・ねぇ、あのさ、君、食事の時くらい笑えないの?」
「食べ物を口に運んで咀嚼するだけなのに何故笑わないといけないのですか?」
「食べ物がまずく感じるから」
「それはあなたの味覚の問題では?言っておきますが、シェフに言って味を変えてもらうなんて、しませんから」
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中世パロ3
屋敷に火をつけたくなる程長い廊下をカツカツをハイヒールの音を立てながら自室へ向かう。遠くから婚約者の姿が見え、私の苛立ちは余計酷くなった。私が通り過ぎようとすると、彼はそれに気づいたのか私に声をかけてきた。
「お帰りなさい」
仮面の様に美しい笑みを浮かべ彼はそう言った。
「ただいま帰りました。遅くなってしまい、申し訳ございません」
「あはは、いいよ、別に。ねぇ、ところで何してたの?」
- れんくんの寝起きは最悪だと思う
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中世パロ 2
男物のシャツに身を包み、髪を結び画材を手に持ち扉を開け、いざ裏口へ。窮屈な生活の中での唯一の癒し。彼と会って、絵を描くことである。
時計台の前で12時。まだかまだかと、腕時計を見つめながらあなたを待つ。遠くからあなたの私の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
「リンー!ごめんごめん遅れた!」
人目を引く青い髪、爽やかな顔立ちが巷で人気の田舎からの出てきた画家を夢見る男である。名前はカイト。7歳の時、私が落とした画材を拾ってくれたのが始まりである。
「カイト、遅いよ。お詫びにリンゴ、買ってね」
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中世パロ
煌びやかなドレスに身を包んだ女性たち。眩しいシャンデリア。手の中で揺れるワイングラス。私、リンは自分の誕生日会であるというのに酷く退屈していた。美しい殿方に宝石やらネックレスやら送られても私はちっとも嬉しくなかった。ご婦人方や、同い年の女共は上辺だけの言葉で私に言い寄り、皮肉を吐き捨てる。パーティーの主役である私がこうして酒に溺れているのはそためである。そのうえ、16歳を迎えたと共に、婚約者まで勝手に決められて私はうんざりしていた。自分の人生など、あってないようなものである、と16歳を迎えた今日、私は気づいた。シャンデリアの光を受けて輝くグラスの中の白ワインを見つめながら、私はそんなことを考えた。もともと、酒はあまり得意な方ではないが今日は特別だ。むしゃくしゃして仕方がないのだから。
ところで、私の婚約者だがここロンドンでは遊び人で有名な男である。名門中の名門で、うちと昔から深い関わりのあるレミリア家の長男坊で、いわば跡取りである。名前はレン。容姿端麗、頭脳明細、遊び人という欠点さえ無ければ文句のつけようのない男である。彼と結婚したせいで、私はロンドン中の女性から敵意の目を向けられることになる。現に今、彼を囲んでいる貴婦人方は彼と話しながらもチラチラと私の方を見てくるったらむかつくことこの上ない。私はワインを下品にグビグビ飲み干しながら、ギロリと貴婦人方を睨みつけてやった。陰湿な、言いたいことがあるならはっきり言えばいい、婆共。
「リン、こっちに来てくれるかな?ご婦人方に紹介したいんだ」
最初から私に選択肢など無いので、彼の言う通りにするしかないのである。
「はい、レン様」
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夏だ!蚊取り線香だーーー!!!!
「あ」などという間抜けな言葉と共に目の前にいる男が私のお気に入りのカップを落としました。9歳のときから使っているカップ。可愛いキャラクターがにっこりと微笑んでいる姿が印刷されているそのカップ。このカップで紅茶を飲むとすごく落ち着く、私のお気に入り。それが今、私の目の前でこの男によって、中に入っていた赤い赤い紅茶共にがっしゃーんという悲しい音を立てて割れたのです。
「あ、りん。ごめん、落としちゃった」
にへらぁとたるんだ笑顔を浮かべながら男、レンが、そう言った。私は残骸を見つめがら答えた。
「いいよ、レンだし」
嘘。たぶん一生根に持つ。あなが、したこと全部。
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私は魔女。人間ではなく魔女。 舞台裏
あれから20年、時の流れはあまりにも速く、あの日の僕はあっという間に置き去りにされてしまった。
今でもふと、思い出す。あの人は何だったのだろうか。
流れ星の様にあなたはあっという間に燃え尽きてしまった。
少年だった僕、魔女でありながら少女の様な心を持ったリン。今でも何が起きたのか僕はあまり理解できていない。ただ、気づいたら拒絶していたのだ。あの時もリンは少女だった。
「パパー、パパー、ねぇちょっと聞いてるの?パパ」
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私は魔女。人間ではなく魔女。
よく晴れた午後。暖かな春の風が頬を優しく撫でる。あぁ、あなたにもそうしてもらいたかった。
視線を見知った町の人たちの方に向ける。純粋に私が殺されるのを楽しんでいる無粋な野次馬もいれば、憎悪に染まった目で私を見てくる者もいる。あぁ、ごめんなさい。私が死んでも被害者は戻ってこないだろうけど、罰を受けないとあなたたちは満足しないと思うから。それに、レンに思い知らせてやる。私は人間として死んだのだと。
処刑人が私の足元に火をつける。パチ、パチと燃え上がる。今回の処刑人は中々悪趣味なやつで私を高い所に吊るして私自身が自然に発火するのを民衆に見せ付けるつもりだ。体が、とても熱い。苦しい、今にも皮膚が燃え上がりそうだ。あぁ、レン思い出して。私はそんなことしない。する訳ないじゃない。ねぇ、レンあなたはどこに行ってたの?レン、レン。
赤、赤。炎の赤。とても眩しくて私の目すら焼いてしまう。しかも熱い、熱くて赤い。
赤、赤。血の赤。生命の色。美しい赤。生きているという証。
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私は魔女。人間ではなく魔女。 舞台袖
暗く冷たい牢屋の中で。
あぁ、レン、レン。お前に会いたいあぁどうして信じてくれないんだ。レン、あの女は嘘を言っているというのにだってそうじゃないか私がそんなことするはずない。まぁ、ここでぼやいても無意味なんだがね。
「おい・・・、いつここから出られるんだ。」
「ははは、ここから出るとき?それはお前が死ぬ時さ!お嬢さん!」
看守がケタケタと笑い始める。なんて不快な笑い方。レンはこんな笑い方しない。あぁ、お前が恋しい。お前に会いたい私のレン、どうして信じてくれなかったの?
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私は魔女。人間ではなく魔女 4
隣にいるのは人間?
「レンー、アップルパイほしいー。」
「い、嫌です。面倒くさい。」
僕がそう言うとぴょこりと揺れる金色頭。
「えーっ!面倒くさい~!!買ってきてよ~、ねぇ、お願い!」
- グラーンドかけてくーあなたのーせなかはー