なのこの投稿作品一覧
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直接的な表現はありませんがエロいので注意。
無機物
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どうして、なんでこんなことするの、と嗚咽混じりに話す目の前の愛しい彼女。ああ、本当になんて可愛らしいのだろう。涙と鼻水でぐちゃぐちゃになっても可愛らしい顔を見るたびに背中に甘い痺れが走っていく。そろそろかな、と頭の中で呟いて僕は練りに練った台詞を口にした。
「・・・ごめん、こんなつもりなかったんだ」...リンドウ
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ぴしゃり、という音がした気がした。気がした、というのは実際にぴしゃり、等という音はしておらず私がそう感じたから気がした、と言っただけである。さて、そんなことはすごくええものすごくどうでも良いのだ、問題なのは今目の前にいる私そっくりの男から突きつけられたロイヤルファミリーの刻印のつけられた手紙。
「ね...中世パロ 6
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部屋中に広がるあの香り。喉まで這い上がってきた吐瀉物となるものをまた胃に戻す作業はこれで5回目。血に染まったソファに平然と座り、紅茶を啜る彼女。僕は床にコンビニの袋を放り投げ、そんな彼女に、ゆっくりと近づくき、横に腰掛ける。
「あら、ミクオ。どうかしたの?」
「どうしたの、ってこっちの台詞だよ。この...11/11
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ぐっ、という目の前にいる屈強な男の呻き声が聞こえる。おろおろしながら、私を見つめるカイトを横目に私は背後から飛びかかってきた男に回し蹴りを入れた。野次馬から歓声が沸く。完全にのびている男たちを尻目に、パンパンと手をはたきながら私は尻餅をついている緑髪の男性に手を差し出した。若葉の様な瞳を揺らしながら...
中世パロ5
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煌びやかなシャンデリア。目がおかしくなりそうだ。彼は、長い机の向こうにいる。女の様に美しい口を開けてフォークに突き刺したステーキを食べていく。
「・・・ねぇ、あのさ、君、食事の時くらい笑えないの?」
「食べ物を口に運んで咀嚼するだけなのに何故笑わないといけないのですか?」
「食べ物がまずく感じるから...中世パロ4
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屋敷に火をつけたくなる程長い廊下をカツカツをハイヒールの音を立てながら自室へ向かう。遠くから婚約者の姿が見え、私の苛立ちは余計酷くなった。私が通り過ぎようとすると、彼はそれに気づいたのか私に声をかけてきた。
「お帰りなさい」
仮面の様に美しい笑みを浮かべ彼はそう言った。
「ただいま帰りました。遅くな...中世パロ3
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れんくんの寝起きは最悪だと思う
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男物のシャツに身を包み、髪を結び画材を手に持ち扉を開け、いざ裏口へ。窮屈な生活の中での唯一の癒し。彼と会って、絵を描くことである。
時計台の前で12時。まだかまだかと、腕時計を見つめながらあなたを待つ。遠くからあなたの私の名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
「リンー!ごめんごめん遅れた!」
人目を引く青い...中世パロ 2
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煌びやかなドレスに身を包んだ女性たち。眩しいシャンデリア。手の中で揺れるワイングラス。私、リンは自分の誕生日会であるというのに酷く退屈していた。美しい殿方に宝石やらネックレスやら送られても私はちっとも嬉しくなかった。ご婦人方や、同い年の女共は上辺だけの言葉で私に言い寄り、皮肉を吐き捨てる。パーティー...
中世パロ
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「あ」などという間抜けな言葉と共に目の前にいる男が私のお気に入りのカップを落としました。9歳のときから使っているカップ。可愛いキャラクターがにっこりと微笑んでいる姿が印刷されているそのカップ。このカップで紅茶を飲むとすごく落ち着く、私のお気に入り。それが今、私の目の前でこの男によって、中に入っていた...
夏だ!蚊取り線香だーーー!!!!
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あれから20年、時の流れはあまりにも速く、あの日の僕はあっという間に置き去りにされてしまった。
今でもふと、思い出す。あの人は何だったのだろうか。
流れ星の様にあなたはあっという間に燃え尽きてしまった。
少年だった僕、魔女でありながら少女の様な心を持ったリン。今でも何が起きたのか僕はあまり理解できて...私は魔女。人間ではなく魔女。 舞台裏
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よく晴れた午後。暖かな春の風が頬を優しく撫でる。あぁ、あなたにもそうしてもらいたかった。
視線を見知った町の人たちの方に向ける。純粋に私が殺されるのを楽しんでいる無粋な野次馬もいれば、憎悪に染まった目で私を見てくる者もいる。あぁ、ごめんなさい。私が死んでも被害者は戻ってこないだろうけど、罰を受けない...私は魔女。人間ではなく魔女。
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暗く冷たい牢屋の中で。
あぁ、レン、レン。お前に会いたいあぁどうして信じてくれないんだ。レン、あの女は嘘を言っているというのにだってそうじゃないか私がそんなことするはずない。まぁ、ここでぼやいても無意味なんだがね。
「おい・・・、いつここから出られるんだ。」
「ははは、ここから出るとき?それはお前が...私は魔女。人間ではなく魔女。 舞台袖
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隣にいるのは人間?
「レンー、アップルパイほしいー。」
「い、嫌です。面倒くさい。」
僕がそう言うとぴょこりと揺れる金色頭。
「えーっ!面倒くさい~!!買ってきてよ~、ねぇ、お願い!」
「いつから、そんな喋り方をするようになったんです?」
「はは、面白いじゃろ?昨日町で見かけた小娘が父親にお菓子をね...私は魔女。人間ではなく魔女 4
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グラーンドかけてくーあなたのーせなかはー
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勝った!!!私の予想通りだわ!!
数週間後、やつは予想通り再び私を殺そうとやってきた。前回と、同じ様に私は斧を間一髪のところで避け悲鳴をあげた。悲鳴から10秒と経たないうちに大勢の人の足音。それと共に魔女は逃げていった。
あとは、首輪をそこに置いてガタガタ震えるだけだった。
「やっぱりあいつだったの...私は魔女。人間ではなく魔女。 ルカ視点3
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(non title)
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ホラー絵楽しい
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警察にも、あのことを話した。
でも、証拠不十分だとか首輪がないじゃないか!と言い始める馬鹿がたくさんでてきた。
首輪がない!?当たり前じゃない!私は殺されてないのだから!!
ほんっと無能ばっかり!さっさと捕まえてくれれば私の人生はハッピーエンドなのに!
あぁ、なんとかして警察を動かせないかな・・・。...私は魔女。人間ではなく魔女。 ルカ視点2
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ペンタブ買ったのはいいけど色彩感覚がない
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林檎。赤。
手の中にある果実を見つめながら目の前の魔女は言った。
「林檎の赤って綺麗だな、レン。」
「・・・いきなりどうしたんですか?リンさん。」
「いやな、林檎の赤が綺麗でな。ちょっとレンとその綺麗さを共有したくなったんだ。」
妙に乙女だ。可愛いけど気持ち悪い。
まぁ、確かに林檎の赤は綺麗だ。この...私は魔女。人間ではなく魔女。 幕間
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近頃、すごく物騒なのよ。「魔女の首輪事件」っていう連続殺人事件が起こってるの。
被害者は全員女性、狙われるのは美人ばっかり、顔はぐしゃぐしゃ。ってことで犯人は女じゃないかって噂されてるの。
怖い怖い。まぁ、私は美人じゃないから狙われることはないだろうけど。
そう、そう言えば今日レンと一緒に住んでるっ...私は魔女。人間ではなく魔女。(ルカ視点)
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それからしばらくして町に不穏な空気が流れ始めた。
殺人事件が最近多いらしい。事件現場には必ず首輪があって、かなり猟奇的。
だからついたあだなが「魔女の首輪事件」だってさ。
被害者はいつも必ず女性。
こんなんじゃ、怖くて外を歩けないと酒場の女主人が言っていたっけ。
そして、今一番の問題は、本物の魔女が...私は魔女。人間ではなく魔女。3
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吐き気、目眩、頭痛。お前は私を苦しませる天才。
その声を聞くだけで、吐き気がする。
その顔を見るだけで、目眩がする。
お前が私に触れる度に酷い頭痛。
薬を飲んでも直らない。不快感や殺意は徐々に色濃くなっていく。
お前だけじゃない。私より優秀なやつ全て同じだ。お前と同じ土俵に立っているのが、すごく気に...(non title)
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ネバーランドへ帰ろう。そこにはきっと私たちの幸せが待っているから。
「ねぇ、れんにいさん。」
「なぁに?リンちゃん。」
私はあなたが好きだった。実の兄であるあなたが男として好きだった。柔らかな金色の髪に空を想わせる青い瞳。優しい微笑み。柔らかな声。
あなたは私のピーターパン。私、あなたのためならなん...あぁ、愛しのピーターパン!愛しい故郷ネバーランドよ!
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アイコン(自分用)
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食べる、ということ。
食べるという行為は、ただただ単純に食べものをひたすら噛んで、飲み込むこと。
食べるということは、体を作るということ。飲み込まれたものは、血となり肉となり骨となる。
食べるということは、皿の上にある命と一つになるということ。
私の体内に吸収されるものには味がある。辛かったり、甘か...Happy valentine!
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ルカ姉お誕生日おめでとう!
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私、初音ミクって言うの!今年で4歳!実年齢20歳。
「ミク、ケーキ何が食べたい?」
と、マスター。なんだか嬉しそうです。それよりまずカイ兄に優しくしてあげて。
「みくねえプレゼントなんだとおもう?」
と末っ子のリンちゃん。相変わらず可愛い。
「みくさんおたんじょうびおめでとうございます。」
と、リン...ミクさん(20歳)