蒼井希男の投稿作品一覧
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「何故?」という疑問
→その感情は犯罪です
罪と知りながら
あなたは懲りずに恋を吐く
×理解×しあえない
→その共有は有罪です
あなたの言葉は
私に廃棄物を吹き込んでゆく
エラー・エラー・エラー
赤い光 回るカウンター...アデレー
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時計の隙間が 寂しくて
物足りなさが 悲しくて
わくわくしたいの
お願い!
カラフル・ミックス
○、×、△!
仲良く並べて
混ぜたらできあがり
カラフル・ミックス
赤、青、黄緑!...カラフル・ミックス
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霧の先より
差し込む光
その方角には
宝の島
重なる歴史
結ぶは縁
この平穏は
いずれ
轟くは悪魔の咆哮
天涯を裂き砕く腕...宝の墓
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あんたの視線バレバレだよ
目が離せなくなってんでしょ
何が欲しいのか教えてよ
あげよっか? 全部、溢れるまで
晒したい
布切れをはぎ取れば
暴きたい
舌を出して欲しがる
悪い子だね
踊れ踊れ 私の胸中で...汚泥
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Shout! Shout!
軋む 歪む
廻る 廻る
歯車 噛み合い
力が 生まれる
連なる 繋がる
個々から 始まる
Shout! Shout!
生まれ出る
Shout! Shout!...Gear's Shout
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何処を目指すか
何を成すのか
分からぬままに
彷徨う狭間
降り立った地平
乾いた土に
描く理想は
愉快な舞台
君の願いは世界の終わり?
僕の能力は世界の破壊...侵犯者は審判者を気取り舞台を笑う Ver.2
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さあ歌おう 呪われた御伽噺
瓦礫の上に咲く薔薇
さあ始めよう 喜劇の遊戯
厳かに幕は開かれる
それは男の一人遊び
欲の盃満たす葡萄酒
浴びて、酔って、笑い、踊れ
刻まれる時も忘れて
さあ歌おう 語られた夢物語
迷いの森に隠す罠...喝采を受け役者たちは舞台に踊る
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五月最終週
月曜日明け方
凍える朝もやに
窓を開けてみたんだ
見下ろした地形は
色が見えないまま
誰にも気づかれず
窓枠に手をかける
君はそれを嘲笑った
鎖に繋ごうとした...君の目に物を見せる話
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目覚めよ
目覚めよ
奪われた
殺された
矮小な
たましいよ
深淵の
虚空から
おびただしい
血潮から...Daybreak
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傷ついて
立ち止まる時
君の声が 蘇る
刺青のように
胸に刻んだ
誓いが今 火を灯す
磔刑の聖女のように
戻れない道を行け
数多の未来蹴散らして
立ち上がれ、剣を取れ...呪われた正義
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窓の向こうで褒めそやされる
君の横顔を見つめてると
どうにもいたたまれなくなって
私はカーテンを閉めるのだ
暗い汚い狭い部屋では
膝を抱えて震えていても
窓からの声は煩いまま
胸からの音は揃わぬまま
生命線を何度重ねても
君の動脈を追い越せない...MAMA
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妄想が死ぬたびに、生まれる現実感。
お前が何をしようと、手遅れでしかない。
ほら見ろ。あの暴走具合。
崩壊しつつ積み上がる夢に、お前は触れられるのかい?
そんなにも悲しそうな目をしても、不可能。
そもそも、お前の目など眼鏡の奥瞑り、
その目蓋開いたところで、
埋められてるのは球体ですらない多面体の世...受容
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暗き世で 果てもなく 明日を求め彷徨う
君の指 君の声 受け取る者無く
孤独の闇の中に 沈み行くその前に
力なき 僕の手は 君に触れるだろうか
翼は純白 海の瞳 麗しき天使はいつの間に
穢れを受け 天を落ちて 罪を負ったのか
散らばる罰 拾い上げた 掌から広がる悪意を
耐えることも 背負うこともせず...零八醒ピュアリフィカ Ver.2
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「ようこそ、初めまして」
「恐れることはないよ」
「君の名前は何だい?」
「思い出せないならば……」
月もない暗い森
俺は手をさしのべる
その先で惑うのは
x-a番目の迷子
帰り道を探す旅路の中へ
誘う俺は「笑う赤い猫」さ...飢えた猫は価値を求め盤上を彷徨う
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どうもあんたは何かを
勘違いしているよな
死んじまったその目から
なけなしの水を振りまいて
どうしたって叶えたい
夢があるとか語れば
どうしたって叶わない
夢は夢だと諦めてる
あんたが何をしたいのか
あたしにはさっぱり分からないぜ...オウエンカ
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どこにもいない 私を追ってる
泣きたくて泣きたくて でもできない
もう一人だけの 世界が欲しくて
作り上げたのは 砂上の楼閣
寂しいの? 切ないの?
分からない それが嫌
そこに何があるだろう そこに何を見るだろう
この目に映るのは 希望か絶望か
そこで何を知るだろう そこは何を生むだろう
この手に...Falling
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白い光の中
私は目を覚ます
暖かい時間が
動き出す
平和な小国の王
その娘の私
誇り恐れ抱き
生きていた
「愛されし国の姫、共に在れ平穏よ」
運命が描く輪の中...傷ついた乙女は罪に苛まれ歪な夢を見る
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空は遠く 地は深く
僕らを別つだろう
逆巻く記憶を内に宿したまま
それでも今 いざ進め
再生わる体と
継続れる心を掴んで
鮮緑が僕らの目を
美しく彩るならば
夜空を飾るのが星なんて
ありきたりすぎやしないか...螺旋の季節
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汚れて 霞んだ
世界に 生れ落ちる
子供たちの瞳に映るものは何
怠惰に 蕩けて
昨日に おぼれ死んだ
愚かなる人々に憐れみをあげる
女神のようにはいかないけれども
衰退した世の中を憂える心だけ
一人前よ
世界よ 光よ...Verderbnis
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僕の記憶は 見慣れない国
月もない夜 そこから始まる
僕の目の前 現る三月兎
奴は笑って 僕に名付けた
「君はこの殺戮の国において
重要な役割を持つ役者だ。
君は舞台の裏を知りながらも
逆らえずに踊る哀れな供物……」
名前と共に 与えられるは
真実、事実 狂った台本...庭師の少年は誰が為に薔薇を咲かせ
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暗い森の奥
温もりは解かれ
追い縋るよりも
速く 夢が降る
月に照らされた
手は赤く染まり
光を呪えど
時は遅かった
「別離の訪れ、身を任せたいと、願い乞う刹那。
現れた少女、訪れぬ終焉、そうして僕は……」...捨てた青年は誰の手を取って楽園へ向かう
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暗い森の奥
温もりは解かれ
追い縋るよりも
早く 夢が来る
飢えに苦しんだ
傷が痛み出す
目覚めを呪えど
時は遅かった
夢の訪れに、身を任せようと、目を閉じた刹那。
現れた少年、訪れた終焉、そうして私は……...捨てられた乙女は誰の手を取って楽園へ向かう
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此処は何処なのか?
闇が這い上る
月光も消えた
救いもない夜
笑う赤い猫
其の手に応えて
狂行を止める
術を手に入れた
殺戮の地 惨劇の血
選ばれるは 女王の為...そして迷子は殺戮の国へ
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此処は何処なのか?
闇が這い上る
月光も消えた
救いもない夜
笑う三月兎の
其の手に応えて
凶行を止める
術を手に入れた
宵闇に光るナイフ
黎明はまだ遠くて...……そして迷子は殺戮の国へ
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おいでおいで愛の深み
私はお前を誘う
踊れ踊れ死に絶うまで
私こそが 女神
お前は今も
捜してるのか
正義と呼ばれし剣
無益なる終止符を
私が歌う
お前への歌...死の女王
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この心の奥が望む 世界は儚き華のよう
故に強く望むならば 何よりも美しく 咲き誇るだろう
その華が散ることこそに たとえ意味があるとしても
降る華弁(かべん)を抱(いだ)き締めて 果てのない喜びに 胸を震わそう
触れれば伝わる
熱さえ渇望
私の全てに
触れれば伝える
心は果てなく
欲望を求む...幸福世界を望む創造主