コトダマ
1.
「死んでしまえ」 アイツが言った
明日イジメられていたあの子が飛んだ
虚無か後悔か、懺悔の念か ゴミ捨て場のバットが雨に打たれていた
袋叩き 東京郊外 皓月堂々交通事故
最寄駅で背中を押した 友達までも暗い瞳孔
世間は残酷だ いつの間にか線路を歩く定理
是非もないか そんなわけあるか
言葉が僕を僕らを祝うから 誰も彼もが呪詛と祈り手だ
生き急ぐ奴らと笑われて 途中下車すれば臆病者か
福音に包まれた始まりは今 大脳の中でナマモノのまま
陰で笑われた理想論が 鼓膜越しのパンデミックだ
息が詰まる、息が詰まる
押し潰される心臓と空
されど響け、されど響け
言霊が本当にあるならば届け
2.
絶望した幼馴染が言った 「諦めろよ。逃げて楽になれよ」
恥を晒して生きてはいるが、希望(酸素)なしで息する死者もまた然り
世界恐慌 北まで逃亡 午後に飲む毒入りアップルティー
マッチの蜃気楼に縋る少女 幻想に涙して汚す三者
いざ革命 雨天決行ライブ国会前
「さよならだね」 それが最期でいいか?
言葉が僕を僕らを呪うから 終わりに美しさを錯覚した
塩化ナトリウムの零れ玉が 晴天の夜空に雲を産んだ
「最低だ」って吐き捨てたガムも ゴミ溜めの底で怨嗟轟々
暗躍航路 東の果てで 世界に泣いて頭(こうべ)垂れるな
人を暴け、人を暴け
着飾った建前を破り捨てて
神を呪え、神を呪え
言霊があるなら神さえも殺せ
(間奏)
季節風 骨の砂 王子様 デブリのスター
過去未来 銀河鉄道 セレストの声
終点終点
傷ものにされた思春期が 今になって牙を向けたのは
亡き者にされたアルバムが 今更ドブに投げ捨てたのは
誰のせいだ アイツのせいか?
誰のせいだ あなたのせいか?
言葉が僕を僕らを創るから 無謀な夜でも空を向いた
砕けた心と割れた足で 絶望の中を捥がく生だ
無価値だった命を背負って くだらない原罪を食って
「朝日よ昇れ」と叫んだなら 陽が照らす先を見たくないか?
生を願え、生を願え
死にたくない理由があるのならば
未来にまで、未来にまで
言霊の呪いが解ける日まで
生きろ。
生きろ。
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6.
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