緋色に染まる石畳 乾いた音を響かせて
風化された橋の奥で 暗闇が口を開く
魅入られた様に進む童はどちらの子?

とおりゃんせとおりゃんせ
彼岸と此岸を行ったり来たり

夜の帳が下りる頃 生温ひ風木々揺らし
偽る姿は幼子 逢魔ヶ刻に伸びる影
結ばれた糸を手繰る童はこちらの子

とおりゃんせとおりゃんせ
彼岸と此岸を行ったり来たり


名無しの娘が嗤う夜 絹割く様な声上がり
ややが居らぬと騒ぐ村

とおりゃんせとおりゃんせ
彼岸と此岸を逝ったり来たり


九つ刻に点る灯りを
遠くの山で眺めるその子は





ライセンス

  • 非営利目的に限ります

誰彼刻

相変わらず短いです。
季節外れもいいとこですね、すみません。

閲覧数:185

投稿日:2010/10/21 00:18:06

文字数:256文字

カテゴリ:歌詞

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