「え、俺?」
「!?」

そちらの方の俺は、そうとう驚いている様だ。そりゃそうだけど。
俺は、もう空にいきなり浮かんでいたりと踏んだり蹴ったりだったので、もう驚かなくなった。

「は、何だよお前・・・っ!?」
「あー・・・説明するの難しくなるんだけど」

溜息を吐きながら俺に近づくと、
世界が割れた。
ガラスが割れるように、パリンと。

「え、あ、は!?」
「・・・?」

白い世界に2人きりでいた。
もう一人の俺は何が起きているのかわからず、びくびくしている。

「なんだよお前・・・っ」
「ああ。俺は未来のお前だよ」
「はぁ!?」
「まあよくわかんないけど、こうなったんだよ」
「・・・・・・・」

頭でごちゃごちゃ考えているようだったが、ようやく理解し納得したようだ。

そして、数ヶ月前の俺だとしても、今の俺の姿とは随分違う。
俺よりもっと黒いクマ。
手にはペンだこができていて、ペンを握ることすら困難な様だ。

こうして君を見ていると、夜考えてていた事とか感情が薄れてしまうけど。
まだきっと俺は胸の奥の奥の海で溺れてる。

「なあ、もし俺が受験落ちていたらどうする?」
「は?落ちたのかよ!?」
「どうする?」
「・・・・っ!」

俺の顔が見たくないのだろうか、後ろに走っていった。

僕の手にぶつかり、後ろに走る君を見ていたんだけど。
つまらないから、余った足でその背を踏み潰した。

「いっ・・・何してんだよお前っ」

また少し力を入れて、背を踏み潰す。
痛みに歪むその顔が 可愛くて可愛くて何度も君を傷付ける。


何がどうしてこいつの背を踏み潰したのか忘れたけど。
やっと喋った。
「やめて」
「うるさいな、どうだっていいだろ」
「なんっで、お前は・・・!」
「黙って従え、だってお前は俺だろ?」

俺の手を付き、起き上がる君を見ていたんだけど。
起き上がる前に押し倒して。

「言え、俺が好きだろ?」
「嫌いだ!」
「何で?」
「受験の不安に溺れてるお前なんて嫌いだよ・・・っ」
「っ!?」

何でこいつ、そんなこと知ってるんだよ。

動揺して君を掴んでいた手を離す。
けほけほ、と少し咳き込んでからこちらを見る。

「何で知ってるんだよお前・・・」
「受験、落ちたわけじゃないんだろ。」

最初から、知っていたのか?

「じゃあ、なんで俺のすることを止めなかった?」
「ああすれば、お前が少しは楽になるかと思って」
「馬鹿か、お前」

ふ、と少し笑う。



俺の中で生き残った俺は、かっこよくもなくてバカだけど。






せめて未来に来る俺のために、明日の受験は頑張ってやるよ。






終  原曲様 DECO*27P  sm7767386

コメント返し
菜流様
初めまして、こんな駄文を読んでいただきありがとうございます!
お褒めの言葉ありがとうございますっ・・・・!
菜流様の解釈小説も読みやすくて、そして面白くてすごいと思いますよ。
どちらも読んだ・・・だ・・・と!?
うわわわありがとうございます!!
ユーザーフォロー私もさせていただきますね。
コメントありがとうございました。

海亜さん
悪役KAITO来ましたよーw
きっと悪役なのに、裏ですごく努力して書き換えるスキルを持ったんでしょうね、KAITOはww
確かに親近感がすごいですね!
私は敬語抜けない人なので、タメは無理ですが、私にはじゃんじゃんタメ&呼び捨てどうぞ!


あと、リクエスト募集してます 壁l・ω・)ノ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

心壊サミット 自己解釈 2

息抜き小説後編です。

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閲覧数:877

投稿日:2011/04/16 08:49:12

文字数:1,464文字

カテゴリ:小説

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