足跡を追って　私は歩んだ
白紙の世界をずっと
振り向いた君は笑ってた
あぁ　届かない

嫣然を追って　景色は進んだ
私なんてきっと
透けるような天衣は穢れてた
もぅ　逃げ出したい

後ろには黒い煙突　前には白い１ページ
ナイフはあの雲の向こうへ

辿る足跡　君の行方は改行されてしまった
大人の世界に
まだ見えぬ私の行方を矯正してくれよ
今すぐ

君だけを追って　夢を見失った
子どもの頃に見た魂胆は君が持ち去った
忘れてた
もぅ　忘れない

後ろには黒い煙突　前には今も消えない虹
掴んだ　君のその左手

神聖な気泡　塗り潰す白
開業されてしまった　粗悪な世界が
大人が汚した君の未来は
剥製でいてくれよ　今はまだ

無垢な君には似合わない　私の再結晶は進む
芽を摘む君のカタルシス　煙る世界にモザイクの症
大人びた君は歩いていく　君のルーツを探し出す
足跡は消えた　白紙は何処へ行ったの？

後ろには黒い煙突　前には君へのエピローグ
笑うんだ　どんな結末でも

響く歌声　溢れる涙　翻弄されてしまった
廃ビルの屋上で青空を願い合掌する君
早く助けてくれよ　君と私を

廻る惑星　輝く星空　汚染されてしまった
残るのはあと２人
零細な白は協奏曲（コンチェルト）の中
まだ崩れないでくれよ
脆弱な世界よ

砂浜に刻まれた名前　それは生きた証
嵐は来ませんように
平和な世界がずっと続きますように

ライセンス

モノクロ☨クエスト

靴屋結　

曲の世界観は地球終焉に生き残った姉妹の話というコンセプト。
地球という惑星が消える瞬間を最後に目撃する。
しかし、姉妹は歌声で来世の平和を歌う。
子どもの未来という「白」を大人の過去という「黒」が塗り潰す比喩世界（モノクロ）。
姉妹の平和への願いは未来に歌われるはずなのだ。
姉妹の願い（クエスト）は私たちが担うのだ。