ここはどこだ?
俺の周りは真っ暗でどこを見ても闇が広がっていた
とりあえず歩くか
・・・歩いても歩いても闇ばっかり
不安になってきたとき
―レン
リンの声?どこだよ、リン
―レン
リン!?どこにいるんだ!!
声に出したつもりだったが、出せていなかった
―レン、バイバイ
リン!おいっ!返事しろよ
―・・・・
リン、リン
「リーーーーン!!!!」
自分の声で目を覚ました
天井に向かって腕をあげていた
辺りを見るとそこは見慣れたものがたくさん置いてあった
自分の部屋
ぼーっとした頭でそれを理解した
「・・・・夢・・・・だったのか」
安堵と同時に隣にいつもの温もりがないことに気付いた
「リン、起きてんのか・・・起こしてくれればいいのに」
そう呟いたあと先程見た夢が脳裏に浮かんだ
レンは急いで部屋を出て彼女を探した
リン、リン、リンっ!!
部屋から出てくる彼女を見つけた
「あっ、レン。今起こしに行こう」
最後まで言う前にレンは彼女を抱き締めた
「レン!?」
彼女は訳が分からなかった
レンは強く、強く抱き締めた
彼女の温もりが伝わっていても、声を聞いても不安を消すことが出来なかった
「レン、泣いてるの?」
彼女の言葉でレンは初めて自分が泣いていることに気付いた
「リン、俺達、いつも、一緒、だよな。ずっと、一緒、だよな?」
「どうしたのよ」
「・・・リンが、いなくなる夢を見て・・・」
「バカね。いなくなるわけないでしょ。あたしはずっとレンと一緒なんだから」
「リン、リン」
「二回も呼ばなくっても聞こえてるわよ」
「・・・ごめん、俺・・・」
レンはリンから離れた
俺達は二人で一人
二つで一つの存在
だから、リンがいなくなったらと考えたら・・・
すごく・・・怖いんだ・・・
「子供みたい」
「うるせぇ・・・」
リンはレンの頭を撫でた
「あたしはいなくなったりしないよ。レンとずっと一緒にいるもん」
「・・・・うん・・・・」
「よっし!ほら元気を出してっ!」
「いって!叩くなよ・・・」
「あはは」
まだ不安は消えない
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