「ひなたの 空気吸って
奏でたほうが 明るい
音になるから」と言って
屋上 グランド 渡り廊下 中庭
君の選ぶ ”練習室”は さ
b
一歩一歩と 五線をのぼる
そんなありきたりな 基礎練も
ひなたの力 嘘じゃなかった
こんなにきらめいてる
s
五線譜の中 愛しいモノに
名前をつける のが得意で
”くじらのおなか” ”水面の日傘”
君が作る 音楽記号 でも
目くばせ合い 息を吸い込む
この一瞬の 名前を
僕はつけたい
2a
グランドピアノの上
千代紙 色ペン 広げ
つくる 小さな神さま
君と僕とみんなで奏でた 値打ちが
”十円玉”で ありませんよに
b
一つ一つと 白波越える
一人きりじゃ とっくに くじけてた
君の魔法は だてじゃないんだよ
キラキラ奏でていく
s
「名前をつけて 可愛がっても
思い通りに 手名付けれる
訳じゃないけど つけないよりは
きっと仲良くなれるからさ」 なんて
あくび一つ 君は笑うよ
こんな時間も もうすぐ
思い出になる
(間奏)
s
「仲良くなれる」 舞台袖でも
名前をつける のが得意で
”ビロードの波” ”翡翠の灯台(ひすいのあかり)”
パイプ椅子の 心地よいつめたさ
胸ポケット 中の神さま
つくってくれた のも君だし
泳ぎきれるよ 泳ぎきれるよ
ついてゆくよ 和音の海へ さあ
目くばせ合い 息を吸い込む
ひなたの様な まばゆい
君の空気を
[吹奏楽部リリック]ひなたの息継ぎ[曲募集]
吹奏楽アニメがはじまったので、過去作紹介キャンペーンです(笑)
前のバージョンにひらがな・文字数を置きました。あらゆることに応相談です。
少しだけ実話。各登場人物の性別は、受けとり手次第。
(補足)
*十円玉=銅賞=吹奏楽部における”参加賞”
*神さま: 大舞台の前には「音当ての神様」「リズムの神様」など各々書いた紙をお守りに持つ、母校の風習
*くじらのおなか:スラー 水面の日傘:フェルマータ
*最後のサビ: 幕をぬけて入場、客席後方の非常口のランプ(その辺を目がけて吹く!)、着席からの第一音までの比喩のつもり です
2014.4.14初稿
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もとはゆうさまの「雨上がり、辞書と雨傘。」への応募作でした。ふわふわ優しくて心地よい良曲です!動画のUP楽しみにしています^_^ http://piapro.jp/t/Ok0X
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