「今夜はこんなに月が綺麗」


暗い部屋に独り、佇む姿

…それはいつかの成り上がりのプリンセス

あの時のような目の輝きはもう、ない


陽だまりのなか二人で癒しを求めたあの日も

追手を振り切って甘い口づけを交わしたあの瞬間も

もう全て夢の中。

優しかったあの人は、いつの日からか消え失せた

振り払うたび押し付けられる、暴力的なキス

今夜もあの部屋には明かりがついている


…所詮、私は灰かぶり。

夢を見ることも、出来なかったのね。

考えるたび、哀れな自分が鏡に映り嫌になる

色あせたペンダント、貴方からの贈り物

その赤は、ただの色になった

ならば…

私は何のためにここにいるの?


あいている窓、揺れるカーテン


そうね、


意味なんてない


なら?







カーテン開けっ放しにしちゃった、怒られちゃう、

まあいいや。

もうあそこは私の居場所じゃないから


私のことを、結ばれてもなお”シンデレラ”と呼び続けた人


でもね、私はシンデレラじゃないの

亡くなったお母様がつけてくださった、素晴らしい名前があるの

”ルカ”

貴方は一回も呼んでくれなかった

星の夜空が踊り出す

今夜はこんなに月が綺麗

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

≪Cinderella in the hand of the prince≫ 1

シンデレラ(童話の)と、ロミオとシンデレラ(doriko 様の楽曲)と、月夜と黒猫(oster project 様の楽曲)を混ぜた感じです。

私の脳内はいつからこうなったwww

次こそ…放置しないで完結させる!

シンデレラ→ルカさん
最低極まりない王子→兄さん

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閲覧数:433

投稿日:2013/12/30 22:12:27

文字数:531文字

カテゴリ:小説

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