*1A-1
サテンの幕がスルリスルリと   巻き上げられてく
似非の聖水  漏斗を伝い    衆目集める
ほらほら餌と  妖精の足     下衆い豚が寄る
砂糖菓子だ  ピンクの蓋だ   舌這わせている

*1B-1
ほら ほら 我儘言うならサヨナラ

*1A-2
頭の悪い  金の眼の子が  首を振り続け
コントラストが強い舞台で    影男が笑む
ここは異世界 魔法の世界   御巡(おまわ)りは来ない
古臭い音 黴臭い紙      ツギハギの楽屋

*1B-2
ほら ほら 何処かへみんなが消えてく

*1S
黄色い檸檬を飛ばして
大きな花火を打ち上げよう
炎をまとった破片(かけら)が
はらはら 舞い散った

*2B
ほら ほら 我儘言うならサヨナラ

*2S
黄色い檸檬に括って
大きな花火で打ち上げよう
知らないふりしてた人の
転がる眼を踏んだ

*3S
黄色い檸檬を飛ばして
夜空のあの子に合図しよう
もうすぐ この世も御仕舞
ひらひら 手を振った

【かな】
*1A-1
さてんのまくが するりするりと   まきあげられてく
えせのせいすい ろうとおつたい  しゅうもくあつめる
ほらほらえさと  ようせいのあし   げすいぶたがよる
さとおがしだ   ぴんくのふただ   したはわせている

*1B-1
ほら ほら わが まま いうならさよなら

*1A-2
あたまのわるいきんのめのこが    くびおふりつづけ
こんとらすとがつよいぶたいで    かげおとこがえむ
ここはいせかい まほうのせかい   おまわりはこない
ふるくさいおと かびくさいかみ    つぎはぎのがくや

*1B-2
ほら ほら どこ かえ みんながきえてく

*1S
きいろいれもんおとばして
おおきなはなびおうちあげよう
ほのおおまとったかけらが
はらはら まいちった

*2B
ほら ほら わが まま いうならさよなら

*2S
きいろいれもんにくくって
おおきなはなびでうちあげよう
しらないふりしてたひとの
ころがるめおふんだ

*3S
きいろいれもんおとばして
よぞらのあのこにあいずしよう
もうすぐ このよもおしまい
ひらひら てをふった

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檸檬

文を読み、拝聴した時
闇夜の中金色に眼を光らせ、檸檬(のようなもの)を持ったゴスロリのミクと
明朝体か刻明朝体の「檸檬」という字が浮かびました。

檸檬檸檬と言ってますが、某バンドのみかんみかんみたいな果物推しではなく
『えたいの知れない不吉な塊』(梶井基次郎の「檸檬」より)だったり
『手榴弾』だったり『欠けた満月』だったり『猫の目』だったり
『性格キツイ女』だったり『甘くない』だったり
いろんなものを象徴するモチーフだったからだと思います。

異世界の妖精のお話ですよピアプロ規約は守ってますよ(棒)

今回のダブルミーニングは「笑む≒M(SMのM)」です。
Mにすると歌詞がまたある程度違って聴けると思います。



この詞は下記のもつ鍋様の曲を元に作詞させて頂きました。ありがとうございました。

http://piapro.jp/t/g-NF

閲覧数:171

投稿日:2016/01/30 23:00:05

文字数:922文字

カテゴリ:歌詞

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