厭世(えんせい)はじっと僕を見ていた
四億もの愛は右手が処理した
悲しい程遠くで風船が割れる音がした
伸ばした手はそのままワルツを描いて地に落ちた

僕が僕をやめたなら 君は僕を許すのかい?
僕が僕を殺したなら 君は僕のことを……、
それは三十八度の  国境線のようだ
僕ら繋ぐ手さえも  互いを刺し合ってた

想像はいつも僕に味方した
修正地点はとっくに超えていた
切ない程近くで毒入りのパンが売られてる
退く足はそのまま地雷を踏んでふっとんだ

僕が僕をやめたなら 今までのことは全てチャラ?
僕が僕に甘えたから 君は僕のことを……、
それは三十八度の  国境線のようだ
僕ら絡む足さえも  互いを蹴り合ってた

非対称なら捨ててしまえ 違う色なら焼いてしまえ
そうやって僕ら互いに 線を引きあって分け合った

僕が僕をやめたなら 僕が僕を許せるかい
例えそれが無理だとして それでも君のこと……
それは三十八度の  国境線のようだ
接する思いとは   そういうものだ

ライセンス

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「三十八度の国境線」

大好きな人に嫌われそうで嫌われない地点をぶらつくような曲ですが、うっすらと戦争や差別批判を燻らせたつもりです。

閲覧数:62

投稿日:2014/05/05 19:30:51

文字数:436文字

カテゴリ:歌詞

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