A
君が呼ぶ名前の響き
狂おしいほど泣いた夜
疲れた体で君を抱きしめ
僕はそれでもいいと呟いた
B
言葉にできないのはきっと
ただ怖くて それだけで
本当は気づきたくもなかったよ
笑い話にもならないね、ああ
S
恋の産声よりも先に
嗚咽を零してしまったから
握りしめた手は空っぽでも
開く勇気はなかったんだ
何もないなら 何もないなら
こんなに胸が軋むはずもないのに
A
君の声のその優しさ
触れる度遠ざかる夜
何度繰り返せば終わるのだろう
縋りつくだけの虚しい恋は
B
言葉にできないのはきっと
ただ怖くて それだけで
君が呼ぶ名前に振り向けないよ
こんなにも君が好きなのに、ねえ
S
恋の喜びよりも先に
涙が溢れてしまったから
抱きしめたはずの君のことも
見失うしかなかったんだ
君がいるなら 君がいるなら
他には何ひとついらなかったのに
B
言葉にできないのはきっと
ただ怖くて それだけで
本当は気づきたくもなかったよ
終わる恋の始まりなんて、ねえ
S
恋の産声よりも先に
嗚咽を零してしまったから
愛したことさえ嘘に変えて
笑ってしまいたかったんだ
君がいるなら 君がいるなら
それだけでいいと泣いてしまう前に
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僕には耳がないから
君の叫びが聞こえない
僕には目がないから
君の笑顔が見られない
それでも、それでも
B
願うのはいつも君のこと
君が誰かを呼んだ時に
返る声がありますように...Lofn
ナツキ
A
噎せ返るような煙草の匂い
喉を焼く酒の苦味
大人になった証だって人は言うけど
慣れないうちはまだ子どもでいられるのだろうか
そうだといい
B
些細なことでバカみたいに笑い転げた
好きだったあの子の笑顔さえも思い出せないのに
何も知らずに生きたあの日々が...夢に見ていた
ナツキ
A
狂おしいほど綺麗な夜だ
開け放たれた窓から星が迷い込み
触れたそばから溶け落ちていく
B
もう少ししたら君を呼ぼうか
継ぎ接ぎだらけのソファの上で
小さな寝息を立てている君を
花が咲くみたいに笑ってくれたら
僕はどんなにか幸せだろう...Gemini
ナツキ
A
下手な歌口ずさみながら
朝焼けの空を 君とふたり
見上げていた
もうすぐ離れる時が来ても
笑って言いたい ただひと言
「ありがとう」と
B
穏やかに過ぎていく夜は
まだ少し冷たくて 痛いけど...Alpenglow
ナツキ
A
そうじゃない そうじゃないんだ
くそったれな世の中だって
理不尽で残酷なだけの結末を
僕は救おうともしなかった
B
もうやめろと心が叫ぶ
しわ寄せはいつも後だ
泣きたいほどの温もりも知らないで
それでも信じていたいだなんて...願ったのは
ナツキ
A
見えないまま 聞こえないまま
息ができたら どんなに楽なんだろうって
詮ないことを考えても
終着点を探し始めたら
どこかおかしくて 涙が出た
B
傷つけて壊した 失って悼んだ
詰めた息を飲み込んでは 仕方ないって諦めた
愛おしいってどういうこと?...朝を待つ夜が終わるまで
ナツキ
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