ハガキの頭が「残暑」に変わり
みんなの素振りも正直で
あたしは気にしてないとか言って
気晴らしついでにココアを作る

よく混ぜたつもりなのにいっつも
グラスの底で固まってる
「すぐ溶ける」なんて書いてあっても
あきらめのわるいあたしみたい

夏の空に溶けるように恋して
すべて掴んだ気になってた
指の先で辿る雲の軌跡は
思いがけずに途切れたのに


どれだけ昼間にふて寝をしても
クーラーいらずの夜は来る
あたしは眠たくないんだもんって
今夜もひとりでココアを作る

ふと思い出しただけのはずだよ
グラスに汗が滴ってる
ただここで共に在りたかったと
羨んでみても意味はないの

夏の夢はずるいほどに無邪気で
だけど本音を隠していた
あたしのとは違う濃さの「好き」でも
手放したくはなかったから


夏の空に溶けるように恋して
すべて掴んだ気になってた
指の先で辿る雲の軌跡は
思いがけずに途切れたのに

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

ココアラウンド

たべものシリーズ第三弾(?)
季節柄も意識して使ってみました。夏の終わりを待たずに終わった恋。
ここ(here)とcocoaとroundとaroundですが、
インスピレーション&フィーリングな感じでおねがいします

閲覧数:265

投稿日:2008/08/21 23:46:33

文字数:401文字

カテゴリ:歌詞

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