『夕焼けグレイスとオレンジドロップ』
夕暮れオレンジのバス停 彼女が座る
白いブラウスに溶けたのは 僕と夕焼け
例えば神様に魔法をかけてもらえても
ぶどう飴みたく甘すぎて 声もかけれない
「電話番号 交換しようよ 090-8443-xxxx だよ」
そんな風に出た言葉がさ
今 夕暮れを繋いで 走り出す
とめられない モノは いつだって傍にあった
「天使ミカエル どこにいるんだい?」 教えておくれ
言葉は今 そよ風に揺られ飛んでいく
「神様さぁ...どうすればいいんだい?」 僕に手を貸してくれないかい
いつか見た夢のかけら 微笑んでいる
空(くう)を切る夜風 まとった彼女の言葉
僕の想いが届いたら 手を振って笑ってね
そんなこと思う僕と 「さぁ神様!賭けをしよう!」
振り向く横顔 さり気ない仕草ひとつずつ
何にもかも言葉じゃ言えない そんなこと分かってる
夕焼けなぞった 淡いオレンジの放物線
神様の魔法も効かない 僕らしくなろう...
今すぐに...
今すぐに...
甘酸っぱくなる ぶどう飴
交わされた絆 僕は誓うよ
背中を伝って落ちる汗
今 夕凪の空を飛んで駆ける
とめられない モノは いつだって傍にあった
「天使ミカエル! どこにいるんだい!?」 「早く出ておいで!」
言葉は今 そよ風に揺られ飛んでいく
神様の賭けには乗らない 僕らを見守っていてください
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