好きだから近付かないで欲しい
君は素敵だから僕に触れない方がいい
傷付くことは目に見えている
それでもいいと言うのなら

目の前で迷い込む
腕の中へ誘い込む
そんなに身を委ねてしまって
ねえ、本当にいいの?

白い白い肌を唇で撫でて
弱い弱い骨に愛しさ感じて
ごめんって泣いてごめんって泣いて
伝達神経完全停止で
ねえ違うんだって叫ばせて

言葉と身体の矛盾が始まる
深く加速した黒に白は適いやしない
呑まれたら逃げられないのに
気付く様子もないから

思考はひん曲がり
愛情は曖昧に
抑えきれなくなった心は
気持ち良く拉げていく

僕の正気は君の狂気
歪んだ思考に身体が執行
「目を覚まして、手を伸ばして」
早く逃げないと染めてしまうよ
本当のカウントダウン
3、2、1…

細い細い首に指を這わせて
長い長い管を爪でなぞって
好きって言って好きって言って
膜に映った顔は笑って
お願いだから嘘だと応えて

痛い痛い胸を抉って見せて
酷い酷い瞳は箱に仕舞って
臭い臭い手足はぶら下げて
惨い惨い皮膚は壁紙にして
軽い軽い頭転がし飾って
ミテゴランヨ、ホラ、カンセイ

強い強い意志に灰を被せて
鈍い鈍い色を臓器で受けとめて
許してって抱いて許してって抱いて
ひっそりと終わる呼吸を知って
全ては悪夢だと教えて

君のすべてを知り尽くした
僕は嗤う、嗤う

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

FiNe LiNe

僕の正気は、君にとっての狂気でしかないんだよ。

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投稿日:2012/08/02 08:47:00

文字数:577文字

カテゴリ:歌詞

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