よれよれになったインナーシャツ
チラチラと視界に映る
金平糖のようなあなた
甘い癖に棘があるのね

アンニュイなサンデイの
アフターヌーン 秒針がゆっくり流れる
まるでこの部屋だけがそうであるみたいに

プラトニックなんてよく言えるわね
三十秒間 あの日のキスを憶えてる?

真赤に塗れた青い声も
暗いこの部屋の明るい笑顔も
全てはあなたに向けた感情論

机が軋む音が響いたら
コーヒーを淹れて黄昏れても
不安で仕方がない
あなたが何処かへ行ってしまいそうで

「金輪際もう会わないで」と
言い放ったこと後悔してるの
あの日々が脳で飽和してしまうの

メロウなサタデイの
陽が落ちる頃にはまた思い出しちゃうわ
明日、日曜日が来ることを恐れて

ブラックコーヒーはその日以来
もう飲めなくなってしまったの

必死になって私呼ぶ声も
別れ際を惜しむ大きな手も
全てはあなたを想う机上の空論

扉が軋む音が響いても
駆けつけたって意味はないのでしょう
あなたが帰って来るはずもないというのに

テレビを点けても面白くない
あなたと見たバラエティも笑えない
ふとしたときに思い出す温もりが

過去を分つ素振りも見せないで
未だ狭い部屋を縛り付ける
綺麗なままの木造りのこの部屋を

朝から晩まで見つめたこと
実らなかった愛と眠りたい
しがみついて離れないあなたの声で

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アルベロの思惑 - テラ 歌詞

閲覧数:403

投稿日:2018/11/08 19:52:15

文字数:579文字

カテゴリ:歌詞

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