乾いた唇の隙間から
零れる言葉に真はあるのか
見えない偽りの檻の中
変わらぬ風景を見続ける

真紅の川の中
いつか見た風景と
ともに溶けていけると
密かに思いつつ目を閉じる

からくり人形が街を彷徨う
ぜんまいが錆び付き 折れるその日まで
ぶつかり合ってその身を削っても
気づく事はないだろう


伸ばした前髪の隙間から
微笑む彼らの言葉は偽り
泣き出す幼子の声だけが
この世で生きている唯一のもの

深紅の花畑
歯車の音もせず
守ってくれた場所は
心の中 静かに眠る

からくり人形がくるくる踊る
歯車が砕けて 止まるその日まで
ぶつかり合ってその身を削っても
気づく事はないだろう


左胸にあてた 銀の刃は
流星のように 私を貫くの

からくり人形が街を彷徨う
ぜんまいが錆び付き 折れるその日まで
ぶつかり合ってその身を削っても
気づく事はないだろう

堕ちよ 人間達よ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

嘘偽りと赤いからくり人形

和風な歌詞を目指していたのに気づけばこんなことに

からくり人形は人間の事です。
「街を彷徨う」や「くるくる踊る」は同じことしかできない、毎日同じことばかり繰り返している人間を表現したつもりです。

毎日繰り返す同じこと、嘘をついたり愛想笑いを浮かべたりとそういうことをもっと歌詞の中に出せればよかったんですが…。

閲覧数:154

投稿日:2009/07/11 02:38:35

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • ヨハネ

    ヨハネ

    その他

    sulさんへ
    こちらこそ始めまして。
    お褒めの言葉ありがとうございます!!
    自分的にはまだまだ素晴らしいと言うには程遠いですがいつか自分でも満足できるような歌詞が書けるようになりたいと思います。

    2009/07/11 21:45:02

  • sul

    sul

    ご意見・ご感想

    はじめまして、sulと申します。
    どうぞよろしくお願いします。

    個人的にヨハネさんの作るこういう雰囲気の歌詞は大好きでございます。

    あまり上手い事は言えませんが、これからも素晴らしい作品を書いていってくれたら嬉しいです。

    2009/07/11 18:57:58

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