森に迷えし其の身体
消えてしまいそう影の霧光
蒼く輝く鱗に惹かれて
向かうのさ祭りのあと
君はどこからやってきた?と
問えばすぐにこちらを覗く
「人に成れれば恋が知れると聞いたので」

蒼くきらめくその肌
剥がれてく、剥がれ落ちていく
どうかさ、君のままでさ
いてよなんて突飛な願いで
これを君へと伝えたら夏の空へと
飛んでいって、藍色と同化して
鱗はさながら涙(あめ)のように

宵に惑えし二つ魂
花火の音は遠く、霞む
君の呼吸は次第に薄くなる
鱗が剥がれていく
人の身体に成って行くと
麗しき娘の目は揺れる
「これで同じになれたでしょう」
少女(たつ)は倒れた

取り乱す、僕は手を伸ばし
冷たい肌に口付けする
「君は綺麗だ!人なんかより」
一目惚れしたのはあの凛々しい
僕は落ちた鱗を掬いあげ、泣いた
そして口へと運んだ
「竜(たつ)になれれば恋が知れると聞いたので」
手を引いた

空に帰りし蒼の双竜
月の明かりが彼ら照らす
恋の行方は誰が知る由もない話

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蒼竜

コンピアルバムet +c収録楽曲

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閲覧数:61

投稿日:2025/06/21 17:42:04

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

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