A(カイト) 遥かに高い塔の上 綺麗な姫がおりました
      小鳥と歌い 花と舞い 誰もが愛するその姫は
      幸せ包まれ笑み絶えず

A(ミク)  悪魔幸せ壊そうと 姫へと呪い解き放つ
      愛する民を守る為 悪魔の力を身をもって
      全身全霊引き受けた


B(カイト) 遠退く意識に見えたのは 僅かな光と揺らぐ視界
      心優しき姫は 今 全てを憂い 瞳閉じ
      永い眠りへ就きました

B(ミク)  哀しみ嘆いて国民は 優しき少女を救おうと
      誓いながらも数百年 
      悪魔の力強過ぎて誰も解く事出来ません

C(二人)  やがて森の木々 生い茂り 高貴な城は闇の中
      長い時間が隠しゆく 姫記憶より消えて行き
      密か呼ばれた魔女の城

A(カイト) 町へ立ち寄るその男 旅をしながら彷徨って
      仇を追って求め行く 荊が巻き付く暗い城
      眠れる少女と遭遇す

A(ミク)  男は気付くその真実 古き伝えが綴られて
      歪んだ歴史塗り塗られ 少女の存在悪しき者
      変わりに変わって歪んだと

B(カイト) その時聴こえた鐘の音が 呪いの効果を浄化する
      月日流れて魔は潰え 静かに瞼持ち上がり
      白い世界を見渡した

B(ミク)  私は現世で生きられない 愛する民たち居なくなり
      大事な者は 消え去った
      闇に汚され堕ちました 気付いています 魔女 私

C(二人)  速い時間(とき) 流れ残酷で 男の心散々乱れ
      仇は紛いで 目の前に居るは哀しき姫独り
      孤独に嘆く その姿

A(ミク)  姫は微笑み言いました
     「あなたの想い聴こえます 痛み 切なさ 届きます
      私の心に伝わるの 大切な人を失った」

A(カイト) 哀しみ深く儚くて 戻らない時もどかしく
      姫は小さく俯いて 
     「私は世界に残れない 来世で再び会いましょう」

B(ミク)  男は少女の心知り 胸元から剣取り出した
      全ての因果絶つ為に 姫の時間を止めました
      魔女と呼ばれた 存在を

B(カイト) 罪無き少女を血に染めた これらは救いか 違(たが)うのか
      姫は気付いていたのだろう 最期優しく瞳閉じ
      口元笑みを残し逝く

C(二人)  朱(あか)色染まったその手悔い 自身の命自ず絶つ
      生まれ変わるならもう一度 運命 歯車止め変えて…
      男は伏して息絶える
 
C(二人)  少女は天へと 男地に その身を変えて出会うまで
      永久の希望の海流離(なが)れ行く
      誰も知らない物語 知る事の無い物語

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞】非幸福童話

6/24
修正をしました。

3番まである為に、
かなり長い、ミュージカルみたいな詞になってしまいました…;
男女交互でが前提で物語風なので、シンプルでは有ります。


※前のバージョンは平仮名表記となっております。

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コラボに一度投下したものを、
救済したくて引っ張り上げたものです。

縦に長いのは、細かく分けてしまっているからだと思います。
なので、基本的にはA→B→Cの繋がりかと。

報われない…気がする…orz

閲覧数:172

投稿日:2011/06/24 23:44:17

文字数:1,191文字

カテゴリ:歌詞

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