夜行列車に乗せて 北へただ走ってゆく
置いて行った呪いも 直に着くんだろう

何も変わらないよ 僕は変われないからさ
君はどうだろうか 上手くやれてるかい?

“全部全部あなたのためだった”
そんな言葉もただ欺瞞だって 風に笑い飛ばされてく
初めからこうなると知ったって
君を思うことは一度だって 止めることはできないだろう

まごつき揺れ惑う 車上には四角い空
あなたのいない世界を 切り取り捨ててゆく

湖上往来の舟 宛てもなく浮かんでいる
漕ぎ疲れたらおいで 意味のない方へ

何も変わらないよ 僕はここにいるからさ
君はどうだろうか 上手く息てるかい?

“全部全部自分のためだった”
ひとりよがる波風荒立って 脚下へ冷たく染みる
君の凪いだ瞳を湿らせた
僕は行き場を遂に失った 寄せて返す自己憐憫

まごつき揺れ惑う 湖上には見果てぬ空
私のいない世界が 光を増していく

揺蕩う水面に 落とした足跡
あなたの居た場所 美しいままの、空洞

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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夜行劣者

作詞作曲:もの憂げ

閲覧数:37

投稿日:2024/05/27 14:54:45

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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