「おめでとう」と伝えたかったので

投稿日:2010/10/10 17:35:06 | 文字数:1,309文字 | 閲覧数:206 | カテゴリ:小説

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書くつもりはなかったんどすが、急に書きたくなりました(-∀-;)

とりあえず、テトさんおめテトー!!

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TEXT
 




「テ~トさん♪」


そう言ってリンが、取り込んだ洗濯物を畳むテトに呼びかける。
テトは手を止めて、リンの方に目を向けた。
目の前にいるリンの顔には満面の笑顔があって、後ろにはレンもいた。


「どうしたの?二人して」

「えっとね………」


尋ねれば、リンは笑顔のまま言葉を濁す。
後ろで呆れた様子のレンを窺いつつも、リンの反応に不審の表情を浮かべた。
テトの経験上、こういう時の少女は大方二択に分けられる。






欲しい物をねだる時

  もしくは

何かを企んでいる時





少しばかり警戒しつつ、テトはリンからの反応を待った。
一度リンがレンと視線を交わして、レンが何かを促すような顔をする。
リンはテトに向き直り、背中に隠していた物を差し出した。


「これ、私とレンからプレゼント!」


そう言ったリンの手に握られていたのは、オレンジ色の小さな花だった。


「これは…金木犀?」


それを受け取って間近で見れば、どこか懐かしさのある香りが漂ってくる。


「今日は10月10日で、テトさんの日でしょ?だから、レンと一緒に買ってきたの♪」

「僕は、無理矢理付き合わされたんだけどね」


笑顔で言うリンと、ひねくれた様子のレン。
そんな二人を見て、テトは嬉しくて自然と微笑んでいた。


「ありがとう。リンちゃん、レンくん。…でも、何で金木犀なの?」


テトは花を見つつ、抱いた疑問を二人に投げ掛ける。
それに対してリンは、先程とは違う笑顔で答えた。


「金木犀は、今日の誕生花なんだって。マスターが教えてくれたの」

「…マスターが?」


いつもと変わらない様子で出勤したマスターの姿を、思い出しながら驚くテト。
そんな彼女を見つつ、レンが一言だけ呟く。


「ちなみに、花言葉は『高潔な人』だってさ」

「…私には、不釣り合いな言葉ね」


苦笑しながらそう答えるテトに、レンは呆れながら言葉を続ける。


「そういう意味じゃないと思うよ」

「違うの?」


そう尋ねるテトに、今度はリンが口を開く。


「きっとマスターにとってのテトさんが、『高潔な人』ってことなんだよ」


含みのあるリンの笑顔とその言葉で、意味を察したテトの頬が微かに紅くなる。

「テトさんって、自分の事には鈍いよね」

「まあ、今更だけどね…」

好き勝手な事を言いながら、黄色い双子は階段を上がった。
一人残されたテトは、静かになった空間でぽつりと呟く。


「ああもう…、私にどうしろっていうの………」


色々な思考が脳内でごちゃごちゃに混ざりあって、いつもの冷静さは微塵もなかった。
とりあえずは手にある金木犀をどうにかしようと、花瓶の代わりになる物を探そうとテトは立ち上がる。


「ホント、あの人は…」


どんな顔をして帰りを出迎えたものかと、茹だった頭を悩ませる。
帰ってくるなと思いながらも、早く帰って来て欲しいと矛盾する感情。

それを掻き消すかのように、大きな溜め息を溢した。





















(アナタの言葉、期待しても良いんですか?)



文をメインに、色々と創作中。
基本テトさんと鏡音が大好きです^^*(もちろんボカロ全般好きです)

よく色々な作品を巡り歩きしてます。一行詩に出没しているので気軽に絡んでくれると嬉しいです♪

最近は絵師さんのイラストから文を書いてみたいと思っていたり…。
また、僕の書いた文からイラストを書いて頂けたら嬉しいなと思ってます←


ツイッター始めて見ましたが、使い方がよく分からないww
よければお立ち寄りください♪
http://twitter.com/Defectiveprodu

pixivでも作品を投稿し始めました、良ければご覧ください^^
http://www.pixiv.net/member.php?id=2245288

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