雪が降るゴミ捨て場。
紛れこんでる白一つ。
美しくも見えた。
哀愁も垣間見た。

白鳥ではなかった。
そいつはカラスだった。

「黒くなくておかしいかい?」カラスは言った。
「悪くないものだ。」私は言った。

「仲間を探しているんだ。」カラスは言った。
「相変わらず居ない。」くちばしを伏せた。

なめらかな曲線は見当たらず、
シャープな骨格で餌を探して、
透き通るような白さの中で
少し淀んだ眼をしている。

理想郷はなかった。
そうカラスは話した。

「もし青かったらよかったのに」カラスは言った。
「同じことだろう」私は思った。

「他を当たってみるよ」カラスは言った。
「また会いましょう」約束を交わした。

カラスは飛び立った。
降り注ぐのは白一つ。
美しくも見えた。
儚さも見えていた。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

白いカラス

冬の物語ですな。

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閲覧数:98

投稿日:2009/12/21 01:33:05

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

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