ずっと辿ってきた糸が
惨めになって それを切りたいだけ
漠然と書きだす譚
ふと見つめたら
そっと見つめたら

融けた花でも少し
馴れる感性を憎んだわ
けれど 存在は気づいてたんでしょう?

ねえ!叫んだ言葉の後に
片向き敗れた色が散って また散って
残したい 世界の一人に一つ
結んだ手の中で
生まれたカタチに代わるものを


当たり前に 誰の周りにだって
溢れる魔法のよう
だって与えられた水が
飲み干せなくて
息ができなくて

現実から冷めた日に 傷を
単純化したエゴを振り返ってみたの
それはそれは 純粋に選んださ

じゃあ、盗んだ秘密をもって
誇りを失せた いくつかの羨貌はきっと
ひた願う 可憐な身体と一つ
歪な約束も 包んで慰めて生きてきた

知らないふりしても
空っぽになれない事
頑張ったふりしても
ぐっすり眠れない事
抗うふりしても
それなりに満たされた事を
今日も 明日も

瞬きをすると いつの間にか玄関に伏していた
脚が他人の下敷きになって動かせない
何が起きたかわからないまま
傘立ての網を握り起き上がろうとするが
軽すぎて傘立てのほうが倒れてしまう
倒れた傘が虚しく転がる
転がった先に地面は無く
落ちてそのままどこかに消えてしまう

見知らぬ子どもが髪を引っ張てくる
片手でそれを振り払い
もう片方の手を床につき
上半身を起こそうとする
脚に痛みが走る
無理やり体を捻ってボロボロの足を引き摺り出す
扉の先は崖になっていた
そこから
飛び降りるように身を乗り出したところで
目が覚める

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

地を這う妖精

閲覧数:84

投稿日:2021/10/17 13:56:44

文字数:657文字

カテゴリ:歌詞

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