まったく同じようで違う僕たち。
鏡音リン。
強いあなたを、僕は好きになりました。
僕がこの家に来てから、彼女の顔を見たことがない。
鏡音リン、それが彼女の名前。
僕が来る前から部屋に閉じこもってきりだという。
僕の片割れといわれる存在。
どうして彼女は部屋から出てこないのだろう。
「どうだった?リンちゃん」
ミクさんだ。
「いいえ、まともに関わろうとしてくれません」
ミクさんは少し残念そうな顔をして、
「そっか…私も後で行ってみるね」
その時、一瞬何か聞こえたような気がした。
『まだ癒えないわよね…』
鏡音リン、レン。ボーカロイドとして、一緒に販売される。
どちらかだけを必要とするのなら、その要らない方は意味がない。
僕はその、要らない方だった。
僕の前のマスターは鏡音リンのみを必要とし、僕は要らなかった。
そこで、今のマスターが僕を拾った。
マスターは鏡音レンを必要としていたらしい。
そこで僕がこの家に来た。
ここにいたボーカロイドは、初音ミク、巡音ルカ、そして鏡音リン。
そこに僕が入ることになった。
皆優しい人で、慣れていない僕に色々なことを教えてくれる。ただ一人を除いては。
あの人はどうしてそんなに僕を近づけたがらないんだろうか。
僕のことを嫌いなんだろうか。
「レン君」
「ミクさん。…どうでしたか?」
「うん、後で顔は見せてくれるって」
「そうでしたか。良かったですね」
「…前みたいに戻ってくれればいいんだけど」
「レン君、リンちゃんのこと、嫌いにならないでね」
「ミクさん、どうしてですか?」
「…リンちゃんにはまだ、時間が必要なの。まだ傷が癒えるのには時間が必要。
ねえ、レン君。あなたも不思議に思ったんじゃない?どうしてこの家にはリンちゃんしかいないのか。
教えてあげるわ。
二週間前に起きたことを」
コメント1
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ご意見・ご感想
しるる
ご意見・ご感想
レン君の他人行儀な感じが違和感てんこ盛りだねww
ルカさんもいるんだね、まだ出てない…よね?ww
改行は多いほうが見やすいと思うよww
それに間としても、使えるしねww
ほら、私も多いじゃんwww
2012/04/10 22:37:06
美里
いいところに気付いたね!まだ新人だしね。
ルカさんは後の方で出したよ!四話にも少し出てるし。
のくせに短いんだ。どうすればいいかな?www
しーちゃんはいいんだよwwwww
2012/04/11 20:36:07