#59「弟妹」



僕は帰ってきた孤児院の外でレンと出会った

彼はとても怒っていたが…どうやら、ミクが関係しているらしい…

彼はここから走り去ってしまったので、実際にミクに会うしかない



僕は不格好に補修された玄関のドアの前で立ち止まっていた

たった数日帰ってなかっただけで、どうしてこんなに緊張するのだろう……


「カイトさん?入らないんですか?」


リンちゃんが不思議そうに僕を見る


「早くミクさんのところにいきましょう?」


僕よりもリンちゃんの方がよっぽど肝がすわっているな……




僕は不安を振り払って、玄関に入る


「た、ただいま…」


そして、この一言を言ってみる……


「あ!カイト兄ちゃんだぁ!」

「おかえり!お医者のお兄ちゃん!あと、リボンのお姉ちゃんも!」


玄関付近で遊んでいた義弟や義妹たちが僕を迎えてくれる

僕はその子たちの頭をなでながら、彼女の姿を探していた

しかし、見当たらない…奥の部屋か、二階にいるのか?


「あ、あのさ、みんな」

「な~に~?」


無垢な瞳が多数、僕を見つめる


「ミクはどこかな?買い出しとかに行ってたりするのかな?」

「ミクお姉ちゃん?ミクお姉ちゃんはね~!自分の部屋で寝てるの!」

「そそ!なんか、誰ともお話したくないんだって!」

「御飯もいらないっていってるんだよ~!」


義弟や義妹たちが、我先にと僕に情報をくれようとする


「そか。ありがとう。僕、ちょっとミクのところにいってくるよ。」


僕はそういって、前に進もうとしたが、後ろから何かにひっぱられた


「お兄ちゃん!あそぼ~!」


笑顔の義弟が僕の服を引っ張っている

こまったな…小さな義弟たちにはあまり強く言えないし…


「ねぇねぇ、君。お姉ちゃんと遊ぼうか?」


そこにリンちゃんがしゃがんで義弟と目線を合わせて二コリと笑った


「うん!あそぶ~!」


義弟もそれに嬉しそうに答える

リンちゃんは僕の方をみて軽く頷いた

それは「ここは私にまかせて」という意を表していた


僕は、ありがとうと一言残すと、ミクの部屋にむかった








ミクの部屋の前のドアに向かいあう…

なぜだろう…緊張する……心臓がドキドキしている……


僕は深く深呼吸するとノックした

コン、コン、コン

………

………

返事がない……


「ミク…いるかい?」


今度は呼びかけてみる

ゴソ……

…………

布団がすれる音がした…

やはり、中に居るみたいだ……


「はいってもいいかな?」


返事がない…

さすがに女の子の部屋に断りなく入るのは…よくないよな…どうしたらいいか…う~ん


僕がドアの前でなやんでいると、ドアがゆっくりとひらいて中から彼女が出てきた



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

妖精の毒#59

次回、ミクが再登場!

更新速度が遅くなってて申し訳ないです…
でも、少しずつ前に進みます!


あ、ちなみに宣伝ですが…
私の作品によくメッセをくれるイズミ草さんとコラボにて共同制作をしています!
私のブックマークにまとめてありますので、よかったらそこからみてやってくださいww
タイトルは「残香」(のこりが)です!

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閲覧数:199

投稿日:2012/09/02 21:32:31

文字数:1,190文字

カテゴリ:小説

  • コメント2

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  • イズミ草

    イズミ草

    ご意見・ご感想

    とうとうですね…。
    待ちわびましたよ!

    ミクはどうして、自分の部屋に引きこもってるんでしょうか…。
    カイトさんがいなくなったから、自分がクチハテに襲われたせいだと、
    自分自身を責めたからなのかな…。

    それは次ですね!

    2012/09/03 12:21:37

    • しるる

      しるる

      ミクがひきこもっている理由…それは…

      次回、ミクちゃんが…

      2012/09/04 21:17:07

  • Turndog~ターンドッグ~

    Turndog~ターンドッグ~

    ご意見・ご感想

    ―――現在Turndogの心拍数200突破―――(死ぬわwww

    2012/09/02 23:20:06

    • しるる

      しるる

      高血圧ですね
      ということで、食生活を見直してください

      2012/09/04 20:52:53

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