『HollyNight』


響いた鐘の音と共に白い
華が降る 街が眠りに落ちる

静寂に包まれ 時を停めた
月の夜 手紙(コトバ)は虚空に溶けた


時計の針が重なり 告げる
聖夜の天蓋(そら)から六つ星の花が

降った


淡い歌声が耳を掠めて
立ち止まる 影が硝子に映る

朧な街灯りに 浮かぶ蒼い
蝶の翅 真綿がそっと包んだ


硝子に描かれた祈りの詩(うた)が
流れる六つ星の韻律(リズム)に合わせて

舞った



僕の手に零れたモノ
滲んだ一片は

六つ花


12の音色が星空に溶ける
讃歌のように 街の彼方まで響いて



きっと 「キセキ」なんてモノは今夜も
ないけれど 僕は此処にいて……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

「HollyNight」

久々に曲なしで歌詞を書いてみました。
……と言いつつ日付を見たら1週間くらい前に完成していたようなので出来立てほやほやでもないようです(’ ’

聖夜と降誕祭の丁度境目に立った、その時。のイメージ です。

閲覧数:115

投稿日:2009/12/02 00:31:07

文字数:305文字

カテゴリ:歌詞

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