『Double bind』


【Double-bind】(ダブル・バインド):
〈二重拘束〉
〈二つの矛盾命令を受けた者が、それを指摘出来ず、しかし応答せざる負えない状況〉


雁字搦めの押し競饅頭
押し出したのは昨日の弱虫
無知の砂漠に立ち尽くす 独り
置いていかれた毎日にさようなら

搦め置いた押し合い圧し合い
押し潰したのは明日の負け犬
高慢ちきな乞食王女 威張り
置き去りされた栄光にこんにちわ

「勝手にしろ」と投げ捨てといて今更何よ
しみったれた愛情を餌にして馬鹿を吊る
ぐらつく天秤から星座を零して
不幸自慢に駆けずり廻る liar liar liar !

ゴーグルから覗けるしがなさ故に「放っとけよ」
投げた玉が籠から外れて地に落ちた

*ぐらぐら 信じない 囚われたいの
 論破するだけの理屈 飛ばせば
 じわじわ 感じない 縛られたいの
 理性の箍より本能脱ぎ捨て
 ひけらかした浮気者 嗤ったのは裸の王様


搦め返した切り無し問答
追い抜かれたのは今日の泣き虫
無人舞台で演じきる 独り
置き忘られた歓声にまた今度

「巫山戯てろ」と吐き捨てといて今更何よ
くたびれ気味研鑽で飾り立て阿呆が笑む
ぶらつく梯子(ブランコ)から神様蹴落として
でかい態度で怠慢自慢 liar liar liar !

スカウターから盗み見る憐憫故に「見限れよ」
渡したバトン滑って転げて地に落ちた

*ぐらぐら 信じない 囚われたいの
 勘定決め込む倫理を捻れば
 じわじわ 感じない 縛られたいの
 堅固な檻から欲望掻き捨て
 見せびらかす不審者 嗤ったのは長靴履く猫


ゴーグルから覗けるしがなさ故に「諦めろ」
投げた玉が籠から外れて滑って転げて
地に落ちた

*ぐらぐら 信じない 囚われたいの
 論破するだけの理屈 飛ばせば
 じわじわ 感じない 縛られたいの
 理性の箍より本能脱ぎ捨て
 ひけらかした浮気者 嗤ったのは欲張りな手錠

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『Double bind』

【Double theater】(Doubleシリーズ)

と、称して13曲分作って曲&動画募集予定
希望想定ボカロは『GUMI』と『鏡音レン』

〈第1曲目〉
理性と感情と本能の狭間で君臨するその様は、さながら王者の真似事
作り物の玉座から零れるのは、飾り立てて本当にした嘘ばかり
突っ走って周りを蹴散らしながら進む無法者のイメージ

閲覧数:628

投稿日:2013/08/27 20:57:32

文字数:827文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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