いつだったかとある季節の 街角の話
旗並ぶジュエリーの店へ 足弾ませた
これが欲しいって言ってたな これも好きそうだな
愛する人 喜ぶ顔 想い浮かべながら
いつかは何にも言わずに 二人、珈琲を並べ
テラスから港を眺める 日が暮れるまで
綺麗な夜景の灯火 そこに溶け込んで
素敵な大人になろうと 決めていた
このまま、肩を寄り合わせたまま 次の季節を
迎えてゆくのだろうと 思っていた
一度出来た大きな傷を 忘れてはいない
光のアーチで飾られた 明日を 願う刻
この街へ 訪れるきっかけは もう無いのだけれど
胸の内のキャンバス あの日の約束
その記憶だけ あればいいでしょう
ねぇ
どんな顔で怒るだろう
どうすれば仲直りできるだろう
「僕らの場合、こうだ」 二人で見つけていこう
綺麗な夜景の灯火 そこに溶け込んで
素敵な大人になろうと 決めていた
この街へ 訪れるきっかけは もう無いのだけれど
胸の内のキャンバス あの日の約束
その記憶だけ あればいいでしょう
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