パイプ椅子にかけていた
すすり泣く声が響いた
俯いて足を揺らめかせて
まだ寒いすきま風を感じた
校歌だけ声を揃えてた
心はきっと揃わなかった
私は涙を流さない
だって早く抜け出したかった
いい記憶は風に流されて
別れの日にひとり笑った
薄情なのはわかっていた
ただあなたとのさよならを望んだ
窓の外を眺めてた
赤い目の縁が綺麗な
友達がガラス映っていた
ああ違う君は悪くないんだ
スマホだけ皆と写ってた
心の色は写らなかった
私は涙を流さない
だって二度と会いたくなかった
吹き抜けてく風に攫われて
迷子になる気持ち潰した
嘘ついたのはどちらの方
ただあなたとは悲しみが続いた
夕焼けが教室を染めた
美しい黒板の絵を消した
誰もいなくなってから
何故か震えが止まらなかった
私は涙を流さない
晴れて今日は自由を得たんだ
もういいよね誰もいないから
教卓へと隠れ堪えた
強情なのも気づいていた
まだあなたとの思い出が貼りつく
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