リンは王女で
僕は召使
運命分かつ哀れな双子
悪ノ召使
僕には双子の姉がいた。
しかし、兄弟だからといって、身分が同じ訳ではない。
リンと僕は王族の生まれで、僕は身体が弱かったからリンが国のトップに立つことになったんだ。
寂しかった。リンはいつも先生か何かに囲まれていて、なかなか会えなかったから・・・。
幼かった僕は、両親になぜリンと会えないのか、といつも聞いていた。そう母に聞くと、母はいつも寂しそうな顔をして、何も答えてくれなかった。
そうして僕は何もわからないまま、14歳になった。
愛しき王女を守るためなら僕は悪にだってなってやろう。
あの日、僕らは皆の期待のなか生まれた。
僕は身体が弱いから、という勝手な都合で、僕らは離ればなれになってしまった。
いくら世界がリンの事を批判し、軽蔑しようとも僕がリンを守るから、君はそこで笑ってて?
(綺麗な人だなあ・・・)
僕は王女の旅行についていく時、行き先の町で観光を楽しんでいた時、緑の髪の女の子が青い髪の男と笑いながら歩いていた。
なんだか切ない。身体全体にその信号が行き渡った。これが恋というものだろうか。けれど、この恋は決して実らぬとわかっていたんだ。だって彼女にはあんな素敵な彼がいるから。・・・・あれ?
(ってあの男、王女の婚約者じゃ・・・?)
そんな思考を遮ったのは、王女の鋭い視線が背中に突き刺さったからだ。
「・・・許さない、あの女・・・・・・・・・・・私の婚約者、カイト様と、よくも・・・」
「王「レン、緑の国を滅ぼしなさい。」
王女はとても静かに冷たく言った。
「え、でも・・・」
「いいから!!!」
王女は、今にも泣きだしそうな顔をしていた。
愛する王女と緑のあの子。 僕は、王女を守るって決めたじゃあないか・・・・・・!
決心がついた。
僕はあの子を殺してしまう。それは仕方がない、運命なんだ。
僕はナイフを手に取った。
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