そこに立っているお嬢さん そろそろ出発時間です
遅れないようにさあさあこちらへ急いでいらっしゃい
駅の構内で誰かにせかされ思わず駆けだしていた
壁の大時計12時を指し汽車はゆっくりと動き出す

レイルのない空へ駆け上がる
無数のきらめく星屑たちが背後に流れてく
銀河草の花を花束にして
私に差し出しだす車掌の服着たあなたはだあれ?

何だか退屈そうですね?
話し相手になりましょうか
さぼってるわけじゃないですよ
それより窓の外をどうぞ

銀河草の花が風に揺れる
どこまでも続く星座の海を白鳥が飛ぶ
帽子を深くかぶった彼の唇が笑みを作って
仔猫にするように私の頭をふわりと撫でた

The galaxy locomotive is running in the night.
You are only my passenger.

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ご機嫌はいかがお嬢さん 切符を拝見できますか
驚きあわてて落とした写真は彼の手の中
素敵な方だと差し出されたそれ手帳に挟みしまい込んだ
全然何にもおかしくないのに彼は笑いをこらえてる

駅に着くたびに誰かが降りていく
新たに乗り込むお客はなぜだかひとりもいない
私はどこまで行けばいいの?
異国の言葉で書かれた切符の文字は読めない

着いたら教えてあげしょう
ところで時間もありますし
ホームに降りてはいかがです?
さあさあ私とご一緒に

たんぽぽの綿毛が風に乗る
ミルク色の銀河の畔でペガサスが憩う
帽子を深くかぶった彼の横顔を見つめ続けて
汽笛が鳴るまで つないでいた手に気付かなかった

The galaxy locomotive is running in the night.
You are only my passenger.

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終着駅ですお嬢さん ぐっすり眠っていましたね
ずっと寝顔を見てましたけど 飽きないものですね

銀河草の花が風に揺れる
朝の光が二人を包む
帽子を空に投げ上げた彼は
色あせた写真と同じ顔でお疲れ様って微笑んだ

The galaxy locomotive is running in the night.
You are only my passenger.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

銀河鉄道

閲覧数:303

投稿日:2017/05/07 21:21:26

文字数:1,003文字

カテゴリ:歌詞

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