【イントロ】
夜遅い学校帰りに
真っ暗な道を通る
人が少ないこの道は
危険地域と言われている

【Aメロ】
少し部活が長くて
私は1人で帰るの
急いでいたから
"あの道"を歩くの
何一つの音もせず
無音・無言のまま
背後に人の気配がして
"やばい"の言葉がよぎった

怖くて後ろも見れない
誰が居るのかも分からない
とりあえず速く歩くの
何時迄もついてくる
明るい通りに出たの
気配は無くなった
家に向かってた時
奴がまだ居る事に気付く

【Bメロ】
いくら急いでも貴方について行く
いくら走っても貴方は逃れない
この私カラ（アハハ）

【Aメロ】
家の前まで着いて
ドアノブに手を置き
バッと開けて・閉めて
小さい穴から覗く
そこには誰も居ない
気配もしない
ホッとしたその瞬間
出てきたのは母だった

ビクッってした時
"どうしたの？"と母が
別になんでもない
お風呂入るね
ドアを開ければ
またあの気配
しつこいな出ていけ
奴はここから出ていった

【Bメロ】
どんなに叫んでも君は出られない
どんなに避けんでも僕は出ていかない
君がスキダ（アハハ）

【サビ】
怖くなって次の日警察に突き出して
捜査してもらった
結局見つからぬ証拠
でも私は言い続けた
彼奴が身捕まるまで

【Aメロ】
真っ黒なこの場所
黒い錆の鉄に
閉じ込められて
闇が私を吸い込んでいく
現実に居ない者を
訴え続けても
意味など無い
永遠について来る
（子どもの笑い声）

—○月○日、有無ストーカー事件
○時、女子高生を逮捕しました。女子高生は、男子高校生○○○○さんの
（ピー）
後をつけ、ストーカーの疑いで逮捕されました。女子高生は、「私がストーカーじゃない、私はつけられていた。家の中まで入ってきた。」と証言している。
あ、只今入りました速報です。
有無ストーカー事件の被害者の男子高校生が行方不明になっている模様—