リトライアングル 歌詞


雨垂れ石を穿(うが)つように
期待感馳せる午後六時
目を逸らすことに躊躇(ちゅうちょ)して
また捲る、言動のアーカイブ

理解せん、言葉の平行線
哀れな煽動(せんどう)に乗っ架って
理解力廃れた人形は
奇怪な機械となりただ浮かんでる

「リトライアングル、カチンと鳴らせば
全部が全部元通り!」……なんて
そんな世界なら良かったと
何度願ったことか

あぁ……

さよなら三角、またきて四角
四角に灯るは宇宙の窓
一難去ってまた一難
嗚呼。時すでに遅し、四面楚歌。
どうした? 六角、削れて五角
錆び付いた腕に残るのは
臓(こころ)を亡くした過去のトモダチ
メモリと愛想に、バイバイだ。

期待感爆ぜて挙動不審
視界線上、正に凄惨(せいさん)な現場
「心外だね」「……知ってるよ」
また抉る、心動はエンドレス

書けない、勝てない? 君を射止めたい
(指し示した帰路は竜頭蛇尾)
成せない、何故だい? 君を描けない
「……僕の詩はそんなに変かい?」
出せない、褪せない、苦い記憶を
混ぜて溶かして繰り返しては
嘔吐(えず)いて逃げて今も足掻いてる
絡繰の人形だ!

さよなら三角、またきて四角
四角を縢(かが)るは黄泉の糸
弱り目祟り目、世の冷たい目
雁字搦め(がんじがらめ)で、鴉雀無声(あじゃくむせい)。
よからぬ言葉に連なる視線
待てど暮らせども変わらずに
自ずと消え去るこの感情に
自らを灯し、バイバイだ。

さよなら三角、またきて四角
終わりが良ければ全て良し?
一縷(いちる)の望みに期待して
残された道をただ進むだけ──?

さよなら三角、またきて四角
四角に消える瞳の跡
一難去ってまた一難
「その『三角形(トライアングル)』がやって来る……! 」
非情で血も涙もない世界
逃げ出せないと分かっている
それでも、救われたいと顰(しか)めた
泪(なみだ)の奥の才を描け!

今、「有終の美を飾る」。

The Retryangle stopped the clock.
The Retryangle killed my friend.
And now.
The Retryangle emerged in front of me.
The Retryangle will kill me.
Ah……

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

リトライアングル 歌詞

作詞作曲:Chiru
リトライアングル、カチンと鳴らせば
全部が全部も~とどおり!!

閲覧数:794

投稿日:2021/10/03 18:19:51

文字数:974文字

カテゴリ:歌詞

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