希行性の残羽


明日になれば今日よりか    正直になろう
明日になれば今日の事     笑っていよう

飛べるはずなんてないあの空   僕等は明日しか見なかった 
世間の白い目を背にしょって    信じる心に羽生えた

奇行性の僕等飛びたった     人が輪となり風を起こし
奇をてらい飛ぶ鳥を落として   全てを手にした気になった 

嬉しくて舞い上がった     楽しくて無敵だった
輝いていた背中の羽は     僕達の証だった

明日になれば今日よりか    正直になろう
明日になれば今日の事     笑っていよう

世間を知ったような 気になって 青写真を描きまくった
奇行から生まれてくるものは    そんなに長くは続かない

あの頃から空が狭く      飛べない事に気づいた
手にした物が崩れて行って   残羽が部屋に降り積もる

明日になれば今日よりか    正直になろう
明日になれば今日の事     笑っていよう




「おもったものが手に入らなくて  傷つくなんて普通だね」
飛ぶ羽なくして停まるのなら    その足で歩けばいい

明日になれば今日よりか    正直になろう
明日になれば今日の事     笑っていよう

明日になれば今日よりか    正直になろう
明日になれば今日の事     笑える日がくるといいね

明日になれば今日よりか    正直になろう
明日になれば今日の事     笑っていよう     

僕らはか弱いそれのみでは  飛ぶ事なんてできはしなかった
走り過ぎ去ったこの街の空を 見上げる度に思い出す

僕等は羽を得て  自らを残ない
奇行がなし得た  夢は泡となり
残羽が舞い散る  晴れた日の朝に   
歩いて行ける   それぞれの道を

ライセンス

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希行性の残羽

閲覧数:1,725

投稿日:2015/07/31 05:23:07

文字数:773文字

カテゴリ:歌詞

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