天使とクラシック

彼女たちは物語を作る。その【エンドロール】が褪せるまで、永遠に。
暗闇に響くカーテンコール。
やむことのない、観客達の喝采。
それらの音を、もっともっと響かせてほしいと願う。それこそ、永遠に。
しかし、それは永久に続くことはなく、開演ブザーが鳴り響く。
幕が上がると同時に、観客達の【目】は彼女たちに...

眩しくて仕方がないんだ
途方に暮れた帰り道
一瞬の火花が放つ音、脈打つ鼓動
頭の奥が爆ぜたみたいだ
ほんの一瞬のはずなのに
永遠の傷を残した
傷口から滲んだ想いは
こんなにも痛いくらい熱いままだ
さあその顔を上げて進むんだ
どんな歩幅でもいいから...

アスファルト数多の斑点は
誰かが吐き捨てたガムでした
どうしてそんなに黒いのか
吐き捨てたやつの腹の色か
そんな訳にもいかないか
擦られ踏みつけた情景画
ちょっとばかしの抵抗が
下向きの僕を嘲笑った
片足が歌う劣等な違和感
地面を揺らすトントン拍子...

さぁ　電子音に言の葉を載せたら
呼吸を始める　キミと僕らで
ヘッドフォンに閉じ込めた気持ちが
この声以外と混ざらないように
閉じかけた扉の前　踏み出す一歩が出せないまま
それだけ立派な翼があるんだから　手を引いてあげる
煌めいてシューティングライザー　まだ見ぬセカイのその先へ　今
うそっぱちなアイに...

ミ「ふわぁぁ(あくび)。グミちゃ〜ん、おはよぉ……。あれ？グミちゃん？おーいグミちゃん？どこ行ったん……ん？置き手紙？と家の鍵？」
ミクちゃんへ
用事があるから先にミクちゃんの家に行ってます。朝ごはんもこっちで用意してるから、起きたらこっちにきてね。
GUMIより
ミ「用事？ってなんだろ。起こしてく...

A1
幼馴染みの彼女が最近綺麗になってきたから
恋してるのと聞いたら
恥ずかしそうに笑いながら
うんと答えた
その時
胸がズキンと痛んだ
心では聞きたくないと思いながらも
どんな人なのと聞いていた
その人は僕とは真反対のタイプだった...